大阪王将「誹謗中傷につながる記載やめて」　SNS告発で注意呼びかけ

　仙台市にある中華料理チェーン店「大阪王将　仙台中田店」で、「ナメクジが発生している」などとSNS上に書き込まれたことについて、大阪王将は7月28日、新たな文書を公式Webサイトで公表し、「個人を特定するような記載、または誹謗中傷につながる記載はお控えいただきますようお願い申し上げます」などと呼び掛けた。

【画像】大阪王将が新たに公表した文書

　大阪王将は「インターネット上の大阪王将店舗従業員に関する書き込みについて」という新たな文書を発表。この中で、「先般の大阪王将 仙台中田店に関するインターネット上での書き込みに関して、お客さま及び関係者の皆さまに多大なご心配・ご迷惑をおかけしておりますこと、心よりおわび申し上げます」と改めて謝罪。「速やかに事実関係の調査及び再発防止策などの取りまとめを進めて参ります」と記した。

　その上で、店舗従業員の名前や住所といった個人情報や誹謗中傷の書き込みも見られるとし、「個人を特定するような記載、または誹謗中傷につながる記載はお控えいただきますようお願い申し上げます」と呼び掛けた。

　この問題をめぐっては、同店舗をフランチャイズ経営するファイブエム商事（宮城県石巻市）の元従業員を名乗るユーザーが7月24日以降、厨房に「ナメクジが大量にいる」「店舗でネコを飼育している」などとTwitterに投稿。店舗の衛生管理に対して批判が殺到し、「炎上」状態となっている。

　大阪王将は27日に、仙台市の保健所による立ち入り調査の結果を公表。元従業員を名乗るユーザーがSNSで指摘していた、ナメクジなどの害虫が店舗に侵入したことや、ネコを店舗屋外で飼育していた事実などを認め、「再発防止を徹底する」として謝罪していた。