テレビゲームがうつ病を救う?!

テレビゲームがうつ病を救う?!

テレビゲームがうつ病を救う?!

うつ病が急増している背景にはストレスの増大があります。

そのストレスも単純なものではなく、複合的なストレスです。

高度情報化、核家族化、高齢化、少子化、都市化に伴う地域コミュニティーの崩壊、都市機能の一極集中化、女性の社会進出、さらにはバブル経済の破綻、不景気に伴うリストラ、社会環境の激変などさまざまな要因があります。

テレビゲームがうつ病の診断・治療を!

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 AIテクノロジーを駆使して、うつ病の診断を的確に行い、尚かつ治療にもつなげられるテレビゲームを科学者らが開発した。

 うつ病の診断は診察時間が短いうえに、主観的な問診票で行われることが多く、正しい結果が得られないことがあるという。

 そこで、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジのエミリア・モリンパキス博士らは、ゲームプレイしたデータに基づき、AIに分析させることで、迅速で的確な診断と治療を目指している。

【画像】 ゲームプレイのデータでうつ病を診断

 エミリア・モリンパキス博士らが開発したテレビゲームThymia」では、うつ病の疑いがある人に簡単なテレビゲームプレイしてもらう。

 このとき、反応時間・記憶力・エラー率などが記録され、さらにプレイヤーの声や視線の動き、小さな表情などもモニタリングされる。

 これらのデータに基づき、AIがうつ病患者にありがちな行動パターンを分析する。こうして作られた診断モデルプレイヤーの行動を照らし合わせて、客観的で迅速な診断を行うのだ。

 「Thymiaは客観性をもたらす世界初のシステムです。さまざまなデータを用いて、正確かつ堅牢なうつ病モデルを作り出します」とモリンパキス博士は説明する。

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image credit:Thymia

 じつのところ、Thymiaはただのゲームというよりも、うつ診断の総合的オンラインツールのようなものだ。

 ゲーム以外にも、動画を視聴しているときの表情や声をチェックしたりして、ユーザーが楽しみながらうつ病の診断が行われるよう工夫されている。

的確な診断が行われたら、治療と連携

 また、ただ単に診断するだけでなく、長期的な治療と連携できるようにも設計されているという。

 たとえば、患者には普段からThymiaを利用しながら過ごしてもらう。こうすることで、診察から次の診察までの間の病状の経過を、手軽にモニタリングすることができる。

 現在、モリンパキス博士らは、うつ病患者と健康な人2000名に協力を仰ぎ、ThymiaのAIを訓練しているところだ。さらに今年後半から臨床試験が開始される予定であるとのことだ。

References:Thymia / The Big Idea: can a smartphone game help monitor depression? | Sifted / written by hiroching / edited by parumo

 
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うつ病を診断し、治療もできるテレビゲームが開発される

(出典 news.nicovideo.jp)

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