【テレビ】成田悠輔氏　分断化進む中のW杯熱気に驚き「こんなに国を包み込むイベントって最近ない」

　米エール大学助教授で経済学者の成田悠輔氏が2日、TBS系「Nスタ」（月～金曜後3・49）にリモートで生出演し、サッカーFIFAワールドカップ（W杯）カタール大会による日本国内の盛り上がりに驚きを口にした。

　1日（日本時間2日）には日本がスペインを2―1で破り、1次リーグE組を1位で通過。6日にはクロアチアと8強をかけて戦う。番組では、現地の日本人サポーターや、日本国内での盛り上がりを各地で詳報した。

　成田氏は「こんなに国全体を包み込むイベントって最近ない気がする」と、列島のヒートアップぶりに驚きを口にした。「最近って音楽にしてもドラマにしても、みんな好きなものを別々に見ていて、全員が共通して見ているイベントとかコンテンツとかってもうない時代じゃないですか？」と、近年の様々な分野の分断化を指摘。「そんな中でサッカーの日本代表だけは、国民全体が熱狂しているということで、すごいなってあらためて思ったので、興味のある人もない人も仲良く見るのがいいんじゃないかな」と感想を語った。

　自身はサッカー自体にはさほど興味がないという。日本の勝ち越しゴールの際に使われたVAR判定について、ホラン千秋からは「サッカーに興味のない日本代表の成田さんはどう見ていますでしょうか？」と、いじられ気味に問われた。成田氏は「画像データに基づいて機械が判断するという、21世紀っぽいことが起きているというのは感慨深いなと思います。この（2点目の）シーンは漫画以上に漫画的だなと思って、日本の歴史に残っちゃうじゃないかなと、興味がないながら観察していました」と、ユーモアあふれる回答で笑わせた。

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