吉野家の牛丼値上げ!日本の労働賃金は?
- NO.10043138 2021/12/07 23:20
「安くてうまい」をキープした“企業努力”が、庶民を長く苦しめてきたワケ
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ステーキ、牛タン、牛丼などが続々と「値上げ」をしている。
コロナ禍によって世界的に肉の生産が落ち込み、供給が追いつかない、といういわゆる「ミートショック」が原因だが、この傾向は今後も進行していくという見方も多い。
経済発展著しい中国で刺身を食べる人が増えて、日本が買い負けしてきているように、世界的に肉食人口が増えている。一方で、2018年から干ばつに悩まされているオーストラリアのように、肉の生産国が環境や労働力不足が原因で、供給量が減っている。そのため、今後ますます肉をはじめとした食料の争奪戦が激しくなるという。
年の瀬を前にして、お先真っ暗という話だが、一方で今回のような「値上げ」も悪いことばかりではない。日本人の間で半ば常識のように定着してしまっている「安くてうまいのはいいことだ」という妄想を見直すきっかけになるかもしれないのだ。
10月末、ミートショックで吉野家が牛丼(並)を426円に値上げをしたとニュースになったが、筆者がまだ10代だった30年以上前もそれほど変わらない水準だ。200円台になったこともあるが、この30年ほとんど同じような価格をキープしている。
【日時】2021年12月07日 10:20
【ソース】ITmedia