リニア新幹線、山梨県内で本線トンネルの貫通完了！
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20231013/1040021626.html
10月13日 14時10分
リニア中央新幹線の開通に向けて進められている工事のうち、山梨県内のトンネルの１つが１３日、貫通しました。
開業が予定されている品川・名古屋の区間で初めてのトンネルの貫通になります。
リニア中央新幹線のトンネルが貫通したのは、山梨県富士川町にある「第一南巨摩トンネル」です。
トンネル内では「ブレーカー」と呼ばれる重機が掘削を進めると、内壁が徐々に剥がれ、名古屋方面にある木の葉の間から光が差し込み、穴が開いたことが確認できました。
その瞬間、貫通のために集まっていた関係者およそ１６０人は万歳をして喜んでいました。
ＪＲ東海によりますと、このトンネルは全長およそ７１０メートル、幅およそ１２.８メートル、高さおよそ７.６メートルで、去年３月以降掘削を進めていたということです。
開業が予定されている品川・名古屋の区間で本線のトンネルが貫通するのは今回が初めてで、山梨県内ではこのトンネルを含め合わせて５本が整備される予定だということです。
一方、リニア中央新幹線についてはＪＲ東海が２０２７年の開業を目指していますが、静岡県は水資源や南アルプスの生態系などへの影響を懸念して着工を認めていません。
ＪＲ東海中央新幹線山梨西工事事務所の渡辺隆所長は「不安や心配などいろいろな声を細かく聞くなど、地域の理解を得ながら今後も工事を進めたい」と話していました。
リニア中央新幹線の山梨県富士川町のトンネルが貫通したことについて、山梨県の長崎知事は記者会見で「無事に開通できたことは大変よかった。県内では工事が一歩一歩、ステップを踏んでいるあらわれだと思っている」と述べました。
そして、リニア中央新幹線の全線開通に向けては、今後の最大の課題は山梨、静岡、長野の３県にまたがる「南アルプストンネル」の問題だとしたうえで、静岡県が水資源などへの影響を懸念して工事の中止を求めていることを踏まえ「静岡県も含めて沿線全体で待望論が高まることも重要な要素だ。期成同盟会を通じて、リニアが全線開通したあとの高速交通体系の姿を具体的に示し、沿線の総意としてＪＲや国に理解を求めていきたい」と述べました。
別ソース
ＪＲ東海、リニア営業線のトンネル初貫通 掘削から１年７カ月、山梨県富士川町で – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20231013-U2U6V2HRKNNSPGOGMMDQOWS5AU/
