【芸能】俳優を目指し勢いで上京後、即事務所に所属し映画・CM決定の24歳、市川奈那子「一歩踏み出したら何とか転がっていく」

【芸能】俳優を目指し勢いで上京後、即事務所に所属し映画・CM決定の24歳、市川奈那子「一歩踏み出したら何とか転がっていく」

【芸能】俳優を目指し勢いで上京後、即事務所に所属し映画・CM決定の24歳、市川奈那子「一歩踏み出したら何とか転がっていく」

 “オーディションメディアパイオニア”として今年40周年を迎えたデビューが、過去最多154社の芸能プロダクションの新人募集を一挙に掲載する年間最大規模の特集『夏の特別オーディション2023』を開催中。あてもなく滋賀から上京した後、「デビュー」の記事をきっかけにCiNEASTに所属し、活躍の幅を広げている市川奈那子。デビューのきっかけから所属事務所について、これからの夢・目標について話を聞いた。

【写真】ナチュラルな表現力が武器の俳優・市川奈那子

CiNEAST所属/市川奈那子(いちかわ・ななこインタビュー

――まずは俳優に憧れを持ったきっかけを教えてください。

【市川奈那子】「8歳ぐらいの時に『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン~』というドラマを観て感激して。物心ついてから号泣したという記憶がもうそこからなんですよ。だからすごく印象に残っていて、ずっと俳優に憧れはありました」

――その作品から俳優というものを意識したんですね。

【市川奈那子】そのドラマの主演の速水もこみちさんのことはバラエティーで見たことがあったのですが、ドラマでは全然違っていることに驚いて。その二面性も含めて俳優ってすごいなあと幼いながらに憧れていました。
父親が若い頃に舞台役者をやっていて、こんな映画の撮影に行ったよとか、こういう人と共演したとか池に落ちたとかいう撮影時のエピソードをよく聞いていて、周りの人よりは芸能界とか俳優を目指すハードルがそこまで高くなかったと思うんです」

――実際に行動に移したのは?

【市川奈那子】「目指し始めたのは早かったんですが、全然行動に移せていなかったんです。そのうちに大学2年の時にコロナが流行って、授業もリモートになり、このまま大学にも行かず友達にも会わず就職していいのかなって考えるようになって。大学でやりたいことを見つけられない状態だったので、昔から思っていた本当にやりたいことに一回挑戦してみようって思ったんです。コロナで切迫した状況が、考えるきっかけをくれたと思います」

――まずはどんなことから始めたんですか?

【市川奈那子】「実はコロナの期間中に東京のワークショップに通っていたんです。滋賀から夜行バスで東京に行ってレッスンを受けて、その日の夜にバスで帰るということを、月2回、大学2年から3年の1年間ぐらい続けていました」

――初めて演技に触れてみて、どんなことを感じましたか?

【市川奈那子】「初めて自分の演技をカメラで撮ってもらって確認したんですが、自分が想像していたよりも全然できてなくて、声も出ていなくて、ギャップが大きかったです。でもそれまでの自分は引っ込み思案で、人前に出て自分自身を見せることは初めてだったので、刺激的でした。できないことも含めて面白いというか、追求してみたいと思うものでした」

――その後の転機は大学卒業のタイミングになると思うのですが。

【市川奈那子】「東京に行ってることは親に隠していたんですが、半年くらいでさすがにバレちゃって。その時に俳優をやってみたいと打ち明けて。最初はすごく反対されたんですが、父親のほうが“やりたいんだったらやってみれば”という感じで応援してくれて。それで母親とも話し合って、大学を卒業したら上京するということになったんです」

――上京する時にあたって、行き先やあてみたいなものはあったんですか?

【市川奈那子】「全く決めていませんでした。去年の4月に上京して、CiNEASTに所属したのが6月だったんです。デビューを見ていくつかの事務所に応募して、落ち続けている状態だったのですが、大学を卒業したし、とりあえず上京してやってみようって勢い任せに上京してきたんです。そのタイミングCiNEASTの新人俳優オーディションに参加したのが所属のきっかけです。映画を実際に作っていたり、演技を教えていたりしていて、自分の目指すところに一番近いと思ってチャレンジしました」

――CiNEASTオーディションを受けたときはいかがでしたか?

【市川奈那子】「ワークショップと所属のオーディションを兼ねたものだったんですが、その時はなぜか全然緊張しませんでした。(事務所の代表の)園田さんがすごく優しくて誠実だと感じたんです。私が思っていた事務所の社長ってイケイケで、話をあんまり聞いてくれないんじゃないかっていう不安もあったんですけど、全然そんなことなくて。
ワークショップの中で脚本読解の仕方について教えていただいたんですが、どういうアプローチをすれば感情が生まれやすくなるかを一から論理的に丁寧に教えて下さるんです。
今までの自分の脚本分析のやり方では、限界があるな、どうすればいいかわからないなと思っていたので、その時間で自分がやるべきことが明確になったと思いました。だからオーディションというよりも、新たな学びにワクワクして、そんな雰囲気のなかで演技をしたので、緊張もなくのびのびとワークショップを終えることができました」

――ワークショップで演技をすること自体が楽しかった?

【市川奈那子】「すごく楽しくて、楽しかったんですけど台本に感情移入して号泣することが出来たんです。今になって、なんでなんだろうって思うぐらい泣くことが出来ました」

――その時は演技に対しての指摘や指導といったものはあったんですか?

【市川奈那子】「その時は変えることをしないで、その人自身を見てくれた気がします。感受性があるよねって何回も言ってもらえて、自分自身を見て良い部分を拾ってくれました」

――そして合格をいただいたときにどう感じましたか?

【市川奈那子】「少人数で自分自身を見てくれる会社で、代表が映画監督で会社自体でも映画を作っていることもあって、自分のやりたいことがここなら明確になるんじゃないか、自分に寄り添ってもらえるんじゃないかと感じていたので、めちゃめちゃ嬉しかったです」

――上京してほとんど間が無いうちに居場所ができたことも良かったですね。ご家族も心配していたと思うんですが。

【市川奈那子】「めちゃめちゃ喜んでくれました。今はもう逐一CiNEASTのサイトをWEBで見て、私の仕事をチェックしてくれています」

――CiNEASTのサイトには市川さんが出演されたCMやMV、映画も公開されています。これまで経験したお仕事で、ターニングポイントになったものはありますか?

【市川奈那子】「ドトールコーヒーさんのブランドムービーメインで出演させていただいたことです。出演自体すごく嬉しかったのですが、有名な会社のブランドムービーで、大人数の中で自分でいいんだろうかっていうプレッシャーをものすごく感じました。メインという役どころ自体初めてだったので、最初から最後まで自分の責任だ!という思いが余計に空回りして、悔しい気持ちの方が多い現場でした。達成感より課題を感じてしまったのですが、それを活かしてもっと頑張っていこうという思いが強くなりました」

――2022年以降コンスタントに現場を踏んでいるようですね。

【市川奈那子】「事務所を通じてオーディションを受けたり、書類でオファーをいただいたものもありますが、舞台は自分でもオーディションを探して応募しました。これまで映像系のお仕事をやっていきたいという思いがあって、舞台出演はあまり考えたことなかったんですが、映像のお芝居とは全然違うところがあって、すごく刺激になってもっと出てみたいと思うようになりました。その経験がきっと映像の演技にフィードバックして幅が広がると思います」

――事務所プロフィールには「演技に個性とリアルさがあり、見ている人に役のメッセージを伝えられる俳優を目指している」と書かれていますが、ご自身の役者としての強みはどこにあると感じていますか?

【市川奈那子】「私はリアルなお芝居が好きですし、実際に“リアルだね”って言ってもらえることも多いので、そこをもっと伸ばしていきたいなって思います。でもリアルなお芝居は本物のリアルとは違う気がしていて。本物のリアルを目指すと表現も小さくて、見えてこない部分が多いと思うし。そこを上手くナチュラルに演じられるように研究中です」

――今後の目標や夢を教えていただけますか?

【市川奈那子】「今撮影している現場では主役をやらせてもらっているのですが、もっともっと主演作を増やして、人を惹きつけられる俳優になりたいと思っています。遠い目標ですが、私が小さい頃感じたように、自分の演じた役が誰かの心の奥深くを動かすような、そういう作品に参加して等身大で伝えられるような演技がしたいと思っています」

――憧れている俳優さんはいますか?

【市川奈那子】「古川琴音さんです。以前古川さんが出ている短編映画を観に行ったのがきっかけで。上手く言葉で言い表せないのですが、個性が凄まじくて目で追ってしまうし、想いがちゃんと伝わってくるんですよね。自分も表情がコロコロ変わって、目が離せない女優さんになりたいと思っているので、ロールモデルにさせていただいてます」

――この記事を見てオーディションに応募する人もいると思うんですが、市川さんが所属しているCiNEASTはどんなところですか?

【市川奈那子】「CiNEASTはすごく密接にひとり一人とコミュニケーションを取ってくれる会社です。半年に一度は園田社長と面談の機会があって、そこで半年間どういうふうに活動してきたか、どういう思いを持っているかを全部ぶつけられる場があるんです。そして次の半年間、どんなふうに課題に向き合っていくか整理をさせてくれるんです。自分の想像している未来に向かって、ぼんやりした考えじゃなくてちゃんと細かく明確に進んでいけるように、時間を取ってたっぷりと話すことができるんです」

――ワークショップを運営しているのも強みではないですか。

【市川奈那子】「所属している方とも毎月のレッスンで会って、表情や間など刺激を感じることは多いです。ほぼ同年代の仲間と切磋琢磨できる機会ですし、外部からも役者さんが参加されたり、講師の監督も変わるので、さまざまな経験を積むことが出来ています。舞台が終わって久しぶりにワークショップに来た仲間の表現が、別人のように変わっていたりするのも見ると刺激を受けますし、演技について話し合うこともできるので、すごく成長を感じることができる事務所だと思います」

――では最後にご自身の経験を踏まえて、背中を押すようなエールをいただけますか?

「私の性格は元々引っ込み思案でネガティブで、失敗したらどうしようとか考えるほうですが、勢いでもいいからまずは一歩踏み出したら何とかなるし、転がっていくし、それが人生の転機になると思うし、それが今楽しいと思えています。何もあてが無く上京して来た私も、今こうやって事務所にお世話になって経験を積んで成長もできているので、まずは一歩踏み出してほしい。月並みな言葉ですけど、自分の経験から言うことができます」

◆担当マネージャースタッフからの推薦コメント
持ち前の明るく活発なイメージを活かした表現から、豊かな感受性を活かした深い感情表現までできる弊社期待の新人です。
自然体かつ素直な演技ができるので、映画や舞台はもちろん、広告やMVなど幅広い分野で作品に貢献できる俳優です。

市川奈那子(いちかわ・ななこ)●1999年6月24日生まれ、滋賀県出身。CiNEAST所属。

小学生の時に見たドラマ東京タワーオカンとボクと、時々、オトン~」に感銘を受け、俳優に興味を持つ。大学時代から映像演技のスクールに通い始め、俳優の道を選び、大学卒業を機に上京。幼少期にピアノと水泳を習い、高校では軽音楽部に所属する。
演技に個性とリアルさがあり、見ている人に役のメッセージを伝えられる俳優を目指している。
特技:ピアノ(6年)、水泳(7年)、韓国語関西弁
趣味フィルムカメラ、岩盤浴、ウクレレ、陶芸

OIF
市川奈那子(CiNEAST所属)

(出典 news.nicovideo.jp)

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