知ってた?お台場が3区に分割しているわけ

知ってた?お台場が3区に分割しているわけ

知ってた?お台場が3区に分割しているわけ

🤔お台場が3区に分割している理由

東京のレインボーブリッジを渡ったところにある「お台場(おだいば)」は、東京都の港区・品川区・江東区の3区から成る。

お台場は東京を代表する観光地として有名であるが、「お台場」は地域名であり、「台場」は港区の町名となる。お台場は、もともと海上の砲台があった場所であり、「大砲をのせる台」という意味である。

1853年(嘉永6年)にアメリカからマシュー・ペリー提督(Matthew Perry、1794~1858年)が艦隊を率いて鎖国をしていた日本へ来航し、幕府に開国の要求を迫った。これをきっかけとして、品川沖に海上砲台が建設された。

「お台場」は正式には「東京臨海副都心」と呼ばれる地域で、1979年(昭和54年)に人工の埋立が完成した。当時、その土地は「13号地」と呼ばれ、激しい土地の争奪戦が起きていた。

13号地の工事の際、資材は江東区の道路を通って運ばれ、同区の住民に迷惑をかけたという事実がある。江東区の主張としては、埋立工事に全面的に協力したことである。

一方、お台場の北部には港区の町である台場がある。そして、砲台があった場所に台場公園があり、この公園は港区の管轄である。また、品川区と13号地は海岸道路という海底トンネルで繋がっている。

このように港区・品川区・江東区の3区それぞれの主張があり、3区は相互に退かなかった。この問題が解決したのは、13号地の完成から3年後の1982年(昭和57年)のことである。

港区と品川区は13号地の一部を獲得する形となり、お台場の北部が港区、西部が品川区となった。そして、残りの南部の土地が江東区となった。このような経緯で、お台場は現在のように3区で分割されている。

ちなみに、「お台場」の「お」にも意味があり、徳川幕府の土地であったことから敬意を表すために「御(お)」が付けられる。

続きを読む

続きを見る(外部サイト)

雑学・ネタカテゴリの最新記事