知床の観光船事故 悪天候で難航 「エアーレスキューの空白地帯」

知床の観光船事故 悪天候で難航 「エアーレスキューの空白地帯」

知床の観光船事故 悪天候で難航 「エアーレスキューの空白地帯」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 夜のけいちゃん ★ :2022/04/23(土) 20:39:53.47

2022/4/23 20:21

 北海道の知床半島沿岸で23日昼過ぎに発生した観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン」の浸水事故で、海上保安庁が救助を開始したのは118番通報から3時間以上経過後だった。オホーツク海に面した北海道の道東エリアは「航空救助の空白地帯」とされ、悪天候は海保のヘリコプターの現場進入を困難にした。

「沈みかかっている。救助してほしい」。船は午後1時15分ごろに知床半島西側の沿岸を航行中に118番通報。その後、「30度ほど傾いている」と運航会社に連絡があって以降、音信は途絶えたままだ。

 第1管区海上保安本部(小樽)が即座に対応を開始し、まず、釧路航空基地所属のヘリ「しまふくろう2号」が午後4時半ごろに現場に到着。根室海上保安部の中型巡視船「くなしり」が午後6時前、千歳航空基地の飛行機「おおわし3号」が午後6時過ぎに現場入りしたものの、直後には日没を迎え、捜索は難航した。

 現場の海水温は春になったといえ、まだ低く、5度程度だったとみられる。船から避難した場合、救命胴衣を着けていたとしても空気中よりも急速に体温は下がる。海技振興センターの資料によると、水温が5~10度の場合は30分から1時間で意識を失い、予想生存時間は1~3時間程度とされる。

 救助は時間との戦いとなるが、結果的に航空機動力が及ばなかった。

 そもそも知床半島などを含む道東地域は「エアレスキューの空白地帯」(海保関係者)とも呼ばれ、事故現場周辺は釧路基地から約160キロ離れていた。さらに周辺では風速15メートルという強い風が陸に向かって吹き、「2次災害を避けるため、ヘリの現場進入にも工夫が必要だった」(海保関係者)とみられている。

「船が見つからない。急がないと」。ヘリの現場到着後、海保関係者からは悲痛な声が漏れ、焦りの色がにじんだ。荒れる海で、巡視船が日没後も捜索活動を継続した。

ソース https://www.sankei.com/article/20220423-7PCGNBIQ7VNIJKYEQGHYWQ6FBQ/

続きを読む

続きを見る(外部サイト)

オールジャンルカテゴリの最新記事