ギャンブルで借金400万円に。“人生終わった”瞬間、妻の言葉に救われた←こんな人なかなかいない

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ギャンブルで借金400万円に。“人生終わった”瞬間、妻の言葉に救われた←こんな人なかなかいない

 もしもあの時こうしていれば……。恋愛や結婚、就職、転職、金銭関係など、過去を振り返ってみれば、誰でも後悔のひとつやふたつはあるはずだ。やり直しはきかない。我々は“経験”から学び、今を生きねばならないのである。では、市井の人々が胸に抱える「人生最大の失敗・後悔」とは? そして、その出来事から得た教訓とは? 何かしら参考になる部分もあるかもしれない——。

 借金の原因となりやすいギャンブル。今回は、学生時代にパチンコを始めたことがきっかけで依存症となり、任意整理をした経験をもつ佐藤太郎さん(仮名・30代)に話を聞いた。

ギャンブルにハマったのはビギナーズラックがきっかけ

 高校卒業後、初めてパチンコをしたという佐藤さんは、ギャンブルが原因で多額の借金を背負ってしまった。

「初めてのパチンコで3万円勝ちまして。完全なビギナーズラックですよね」

 この経験が忘れられずに、どんどんパチンコにハマっていった。

「最初は勝てていたのですが、現実はそんなに甘くはありません。負けが先行し、常に金欠状態。給料のほとんどをパチンコにつぎ込んでいました」

 とはいえ、当初は借金をしておらず、あくまで給料の範囲内でやりくりしていた。

◆結婚を機にやめるはずだったのだが……

「結婚が決まり、これを機にギャンブルはやめようと思ったのですが……。まったく貯金がないのはマズいと思って。一発逆転を狙って他のギャンブルにハマってしまったんです。それは競馬です」

 競馬には全く興味のなかった佐藤さん。しかし、初めて買った馬券が的中し、何十万円となった。そこで本当にやめればよかったのだが……。結局、やめられなかったのだ。

「最初は少額のお金を賭けていたのですが、やっぱり万馬券の興奮と言ったら……。賭ける金額が次第に大きくなっていきました。当然、お金もすぐに底をつきました」

◆友人や先輩からお金を借りてギャンブル

 それでもギャンブルをやりたい衝動が抑えられなくなった佐藤さんは、周りを巻き込む行動に走ってしまう。

「友人や先輩からお金を借り、借りたお金でギャンブル。最低ですよね。それでまたお金が底をつくと、今度は消費者金融からお金を借りるようになりました。ここからは負のループです」

 返済日に追われ、気づけば自転車操業状態になっていたという。それでもやめられなかったと振り返る。そんなとき、予想外のかたちで家族にバレることとなった。

◆借金は400万円! 妻の言葉に救われた

「消費者金融からの督促状を見られてしまい、妻にも実家の両親にもバレて、悲しませてしまいました。“一発大きいのが当たれば借金は返せる”と思っていたんです。借金は約400万円にも膨れ上がっていました。完全な依存症です」

 “もう人生終わった”と思っていたとき、佐藤さんの妻がかけてくれた言葉に救われたという。

「離婚とはならず、妻は『また最初から人生をやり直せばいい』と言ってくれました。こんなダメな男のそばにいてくれる妻のために頑張ろうと思いました。それから、まずは友人や先輩には両親にお金を借りて返済し、消費者金融に借りていたお金は任意整理をしました」

 消費者金融のぶんも両親が貸してくれると言ってくれたのだが、もう一度本気でやり直したいと決心し、あえて任意整理することにしたそうだ。

 現在、任意整理をしてから2年が経ち、返済は一度も滞ったことはない。また、ギャンブルもやっていない。返済しながら貯金することを生きがいにして頑張っている最中だ。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
ライター歴5年目。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェInstagram@chimi86.insta

―[人生最大の失敗・後悔]―
写真はイメージです(Photo by Adobe Stock)

(出典 news.nicovideo.jp)

パチンコ店(パチンコてん)は、パチンコパチスロ、雀球等の遊技機器を設置して、客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業を行う店舗である。パチンコホール・パチンコパーラー・パチ屋等とも称される。 日本の法律上は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)第2条第1項で定義する5種の風
19キロバイト (2,543 語) – 2021年11月27日 (土) 08:21

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