【芸能】磯村勇斗、“タレントは商品”に持論「消費される生き物である限り、ゼロにはさせない」

【芸能】磯村勇斗、“タレントは商品”に持論「消費される生き物である限り、ゼロにはさせない」

【芸能】磯村勇斗、“タレントは商品”に持論「消費される生き物である限り、ゼロにはさせない」

 俳優の磯村勇斗が2日、都内で行われた映画『正欲』学生限定試写会に登壇した。さまざまな“欲”を描いた今作にちなみ「欲の対象となる芸能の仕事をしている身から、今作の役を通じて感じたことについて」学生から“本気”すぎる難問を受けた磯村は「ライターとかやった方がいいよ…」と思わず感嘆の声を漏らした。

【写真】キレイ目なベージュのジャケットで学生限定試写会に登場した磯村勇斗

 「確かに僕らの仕事は欲の対象者になりますよね。だから僕は嫌いな言い方なんですけど、僕たちは“商品”と言われる。僕はこの言い方が大嫌いなんですけど、商品って結局、消費されるもの。(芸能人も)消費されていく仕事だし、誰かの欲の対象になる仕事であることは僕のなかでも割り切っている」と持論を展開。

 その上で「だからこそ“商品”という言葉を皮肉として生かすとするなら、“ちょっとフレーバーを変えつつ、長く愛される商品でいたい”。もし『商品』という言葉を使うのであれば。消費される生き物である限り、ゼロにはさせない。そういう考えでやっている」と展望し、「あってるのかな?」と苦笑した。

 あまりの本気の回答に司会者が触れると「変に丸くしすぎても嫌。言葉を選びたくないので、まっすぐ伝えました」と真摯な一面も。「だからそこは覚悟してやってる。だからこそ消費されないようにやってるかも。メンタル、フィジカル。自分の価値を含めて」と力を込めていた。

 今作は朝井リョウによる同名小説の映画化。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、13年『何者』で直木賞を受賞した朝井が、作家生活10周年の節目に書き上げ、21年3月に発売された『正欲』は、家庭環境、性的指向、容姿…さまざまに異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマをあぶり出していく衝撃的なストーリー。磯村は両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた佐々木佳道を演じている。

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“タレントは商品”と持論を語った磯村勇斗(C)ORICON NewS inc.

(出典 news.nicovideo.jp)

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