飛行機に乗ろうとした直前に逃げ出した猫、丸1日以上たってようやく捕獲され飼い主のもとへ
アメリカのデンバー国際空港で、飼い主と一緒に飛行機の機内に乗る直前に脱走した猫が、1日以上逃走した後、無事に捕獲された。
飼い主のジンジャー・トンプソンさんによると、飛行機に搭乗しようとしたところ、誰かがぶつかり、その衝撃でキャリーケースの掛け金が外れてしまい、飛行機の下の駐機場に落ちてしまったという。
猫は美しいベンガルキャットでトンプソンさんのセラピーキャットでもある。デンバーで開催されたキャットショーに招かれ、飛行機でワシントン州に帰宅する途中だった。
8月13日の午後9時30分ごろ、ジンジャー・トンプソンさんは、飼い猫のベンガルキャット「ブリージー」を連れ、コロラド州デンバー国際空港でサウスウエスト航空の飛行機に搭乗し、ワシントン州スポケーン国際空港に向かう予定だった。
退役軍人で、体に障がいのあるトンプソンさんにとって、ブリージーは心を癒してくれるセラピーアニマルでもある。
ちなみにサウスウエスト航空は、ペットを機内客室に持ち込むことが可能だ。その場合、キャリーケースやケージに入れた状態で、自分の目の前の座席の下に入れることが原則定められている。
トンプソンさんはブリージーと共に飛行機に乗り込もうとしたところ、誰かがぶつかり、その衝撃でキャリーケースの掛け金が壊れてしまったという。
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ケースから出たブリージーは、飛行機のドアに向かう通路から逃げ出し、隙間から駐機場に転落してしまったそうだ。
1日以上たって保護され、飼い主のもとへ
フリージーは、クラウンプラザ・デンバー国際会議センターで開催されたキャットショーに呼ばれてデンバーに来たそうで、17の種目の決勝に残り、14の賞を受賞した。
デンバーの「エコノキャットクラブ」は、空港職員たちが猫を探している間、トンプソンさんにデンバーに宿泊のためのホテルを提供した。
猫はサウスウエスト航空の職員らの尽力で1日以上たって発見され保護された。その後、警察官のティファニー・ミドルトン巡査に引き渡され、トンプソンさんの元へ帰ってきた。
トンプソンさんは8月15日の深夜にFacebookに、ブリージーが空港で無事発見されたと投稿し、猫との再会の写真を共有した。
「私のブリージーを見つけてくれてありがとうございます。そしてサウスウエスト空港の職員と警察官のティファニー・ミドルトンさんは、私のヒーローです」とトンプソンさんは投稿した。
トンプソンさんは他にも猫を飼っており、無事帰宅し、ブリージーが仲間の猫たちと再会できた姿を投稿している。