サークル旅行で“入浴を拒否”した女子の言い分「こんなに臭いとか聞いてない」

サークル旅行で“入浴を拒否”した女子の言い分「こんなに臭いとか聞いてない」

サークル旅行で“入浴を拒否”した女子の言い分「こんなに臭いとか聞いてない」

硫黄泉は、「卵が腐ったような匂い」と称される独特な臭いは苦手という人も少なくないはず!

 日本は約2万8000の源泉を持つ世界一の温泉大国。嫌いな人はいないと思うが、なかでも好みが別れるのは硫黄泉。環境省『温泉のイ・ロ・ハ』によると、糖尿病に高コレステロール血症といった生活習慣病のほか、アトピー性皮膚炎や慢性湿疹などに効果があるとされているが、“卵が腐ったような”と称される独特な臭いは苦手という人も少なくない。

◆「思い出すだけで腹が立つ」出来事

「自分も好きってわけじゃないですが、滞在するのはせいぜい1日か2日。入浴中や温泉街を歩いていると硫黄臭さは感じますけど、そこが温泉地の風情かなと思うんです。でも、大学時代にサークルの仲間と群馬県の万座温泉を訪れた際、ずっと『臭い!』と文句を言い続ける女子がいて楽しい旅の雰囲気はブチ壊し。今も思い出すだけで腹が立ちます」

 当時のことをそう振り返るのは、現在は実家のある東北で地方公務員として働く石井洋平さん(仮名・29歳)。彼のサークルでは毎年夏休みに1~2泊の旅行を企画しており、その年は避暑を兼ねて標高1800メートルの高所にある群馬県の万座温泉に決定。幹事として宿の手配を行った石井さんは「硫黄の温泉だけど大丈夫?」と事前に確認したそうですが、この時点では誰も異論を唱えなかったとか。

 ところが、旅行当日いざ現地に到着すると、3年生の女子メンバーK子さんが「こんなに臭いとか聞いてない!」「マジで嫌なんだけど」など不満を連発。ホテルチェックインし、部屋でくつろいで間も「ほとんど臭わない温泉だってあるじゃん。なんでここにしたの?」と納得いかない様子で予約した石井さんを責めたそうだ。

◆硫黄の臭いに文句タラタラ。温泉の入浴も拒否

「確認を入れた際には何も聞かずに返事だけしたらしく、硫黄泉とは思ってなかったみたいです。別にはしゃぎながら『臭い!』って騒ぐならいいですが、彼女の場合は本気で気に入らないって態度。ほかの女子メンバー露天風呂に行こうと誘っても拒否し、1人で部屋にいたほどです

 ちなみにK子さんは、当時のサークル内の問題児かなり気分屋なところがあり、機嫌がいい時はムードメーカーになってくれるが不機嫌になるとその場の空気をぶち壊し、サークルでは要注意人物だったそうだ。

「しかも、たしなめようとしても反論してくるし、ひどい時には癇癪を起すことも。だから、このときも周りの部員たちは『また始まったよ』って感じで全員スルー。夕食中もブーブー文句を垂れていたため、無視こそしませんでしたがみんな受け流していました(笑)

◆目に余る態度にサークルの部長が激怒!

 だが、その態度が余計に癪に障ったらしく、K子さんの怒りが爆発。すると、ここでサークルの部長が「ちゃんと予約前に確認を取ったのに聞いてないのは君の落ち度。現地に来てから文句を言われても困る。気に入らないからといって場の雰囲気を壊すようなマネはやめてほしい」とピシャリ。これに彼女は顔を真っ赤にして、1人で部屋に戻ってしまう。

「部長は普段そういうことを言わない人でしたが、さすがにこの時は腹に据えかねるものがあったのでしょう。結局、彼女はその日部屋でふて寝してたみたいですが、同室の女子たちが部屋に戻るとすでに爆睡していたそうです」

 なお、旅行は2日3日の予定で、2日目は万座温泉から約65㎞離れた軽井沢ペンションに宿泊。しかし、K子さんは「帰る!」と言い出し、石井さんやほかのメンバーが説得しても聞く耳を持たなかった。

◆彼女のせいで楽しかった旅行の思い出が台無し

「『せっかくの旅行なんだし、楽しまなきゃ損だよ』と思い留まるように言ったのですが、『私は帰りたいの』の一点張り。そのまま一人でバスに乗って東京に戻ってしまいました。その後、彼女とは後期の講義が始まるまで顔を合わすことはなかったのですが、大学の共通の友人たちに『サークルの旅行でみんなから嫌がらせをされた!』と言いふらしていたんです」

 ただし、誰もK子さんの話を鵜吞みにしておらず、事情を説明すると「そんなことだと思った」と全員納得。なお、彼女はこの一件以降、サークルには一切顔を出さなくなったそうだ。

「硫黄の臭いがダメだったとしてもあそこまで毒づく必要はなかったんじゃないかなって。あの旅行はどうしても彼女のことと紐づいた記憶になってしまい、楽しいだけの思い出じゃないのがちょっと複雑ですけどね」

 嗅覚の敏感な人もいれば、苦手な臭いにも当然個人差がある。臭いと感じてしまうのは仕方ないが、周りを不快な気持ちにさせるほど文句や不満を口にするのはやめてほしいものだ。

TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

画像はイメージです

(出典 news.nicovideo.jp)

ゲスト

ゲスト

今ごろキチママ・泥ママになってるんだろうなあ

kuwan

kuwan

ムトウハップ、親が買って来たけどあれ臭くて嫌いだったわ笑。事前に確認したのなら何の問題もないわな

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