【芸能】夏が来れば思い出す――昭和の“怖い話” 呪物に怪人、心霊スポットも

【芸能】夏が来れば思い出す――昭和の“怖い話” 呪物に怪人、心霊スポットも

【芸能】夏が来れば思い出す――昭和の“怖い話” 呪物に怪人、心霊スポットも

1 湛然 ★ :2023/08/14(月) 08:49:15.63 ID:B7Jd9zlE9

夏が来れば思い出す――昭和の“怖い話” 呪物に怪人、心霊スポットも
8/13(日) 8:00 クランクイン!
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c1d657ff1299d2b43b2b227ef4819a4ccf5858

200807hr1

■私にも聞かせて…お小遣いで買えた呪物と、伝説のかぐや姫コンサート

夏が来れば思い出す――昭和の“怖い話”

 夏が来れば思い出す…背筋も凍る、あの頃の怖い話を。昭和が去って既に34年。誰もがスマホやネットで気軽に発信できるようなったおかげで、怪談は多彩に、膨大に増殖したものの、昭和の怖い話はやっぱり別格。いつまでも忘れ難い。

 人気歌手のレコード盤に録音された謎の声は、昭和を代表する怖い話のひとつ。今や心霊動画で幽霊の声など聞き放題だが、かつてはお小遣いで入手でき、不気味な声を何度も再生・検証できるレコード盤は貴重だった。岩崎宏美の「万華鏡」、レベッカの「MOON」、オフコースの「YES‐YES‐YES」。幽霊の声が入っていると騒がれたヒット曲は数多く、それが人為的なミスや演出効果だったと後に明かされた事例も多い。

 ただ、かぐや姫の解散コンサートに刻み込まれた伝説の「声」は例外だ。まず、音源がラジオで放送された「非売品」であり、製作過程で生じたノイズではなく、一発録りのライブ現場に確実に存在した「声」であることが特筆される。

 1975年4月12日、神田共立講堂で行われた解散ツアーの最終日。その「声」は冒頭のメンバーの挨拶部分に紛れ込む。満場の観衆を前にギターの伊勢正三が「最高に幸せです……今日は盛り上げていきましょう」と語りかけた直後、割れんばかりの拍手のなかに絞り出すような若い女の呟きが混じる。「私にも聞かせて」と。

 この音源は同年6月5日深夜、『南こうせつのオールナイトニッポン』で放送され、驚いたリスナーから問い合わせが殺到。会場に行けずに亡くなった女性ファンの無念の囁きではないかと噂が流れた。

 筆者は小学生の頃、母の実家に泊まりに行った夏休み、年上の従兄弟たちの怪談トークで初めてこの話を耳にした。南こうせつのファンだったお姉ちゃんを囲み、皆が口をそろえて「あれは恐かった」と騒ぐので、「僕にも聞かせて」と頼んだが、録音はないとあっさり断られた。

 その悔しさも忘れかけた1991年、テレビ朝日の深夜番組『こだわりTV PRE★STAGE』の心霊特集でその「声」が流れた。出演者の誰もが完全に絶句。しかも同じ声を逆再生すると「私もそこに行きたかった」と聞こえることも実証された。すると、ゲストの池田貴族が「絶対、吊り上げマイク1本だから。これ」と録音環境を指摘。コンサート会場の天井にある集音マイクに、至近距離から呟き声が収録されたと不条理な尾ひれがついた。

 かぐや姫サイドの見解により、実際には観客の反応を拾うマイクが複数、会場に設置されていたと判明したものの、「謎の声」は不自然にマイクに近く、トーンも異質であり、更には逆回転してなぜ別の言葉になるのか、理由は謎のままだ。その異様さはJホラーの達人、清水崇監督の心を射抜き、新作『ミンナのウタ』の着想源となって、劇中でもその逸話が語られている。

 もちろん、このコンサート自体はとても素晴らしい。ナイーブな若者に寄り添って絶大な支持を集めたかぐや姫と、その新しい旅立ちに心から声援を送るファンの熱い連帯が随所にほとばしる。姿なき悲しい存在が、どこからか「私にも聞かせて」と哀願するほどに。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

(文:山崎圭司)

続きを読む

続きを見る

芸能カテゴリの最新記事