【芸能】當真あみ、「ずっと付き合ってくれた」広瀬すずに感謝 キャットファイトシーン解禁
芸能界デビューわずか1年半で、大河ドラマをはじめ、ドラマや映画への出演が相次ぐ當真あみが、実は初めて参加した長編実写映画作品が、広瀬すず主演の『水は海に向かって流れる』(公開中)。広瀬演じる主人公・榊千紗にひかれていく高校生・直達(大西利空)に思いを寄せる同級生・泉谷楓役を演じている。このたび、広瀬と當真のキャットファイトシーンの本編映像が解禁となった。
田島列島の同名漫画を実写映画化した同作は、過去のある出来事から「恋愛はしない」と宣言するクールな主人公・榊さん(広瀬)が、シェアハウスに引っ越してきた10歳年下の高校生・直達との出会いをきっかけに、自分の心の扉を少しずつ開いていく様を繊細に描く。
原作ファンとしても知られる又吉直樹が、“心に響いた”と挙げていたせりふが飛び出すのが、まさに解禁となったシーンだ。榊さんにひかれていく直達が、「榊さんが恋愛をしないなら、僕も恋愛しない」と言い出したことを受けて、直達に想いを寄せていた楓が、居ても立っても居られず、陸上部の練習を堂々と抜け出し、猛ダッシュでシェアハウスに向かうシーンから始まる。
突然シェアハウスの庭にのり込み、榊さんを見つけるや否や「榊さんが恋愛をしないという宣言を撤回して欲しい」と威勢よく直談判する楓。涙をこらえ、胸を押さえながら「ずっとここら辺がモヤモヤするんです! 毎日…24時間!」と訴える彼女に、榊さんは楓の恋心を察した上で、「自分の恋愛がうまくいなかないのを、他人のせいにする女にはなるな」と強く助言。何も言い返せなくなってしまった楓の表情を見て、はっと我に返り、高校生相手にムキになってしまった事を悔やみながらも、楓が自分の思いをまっすぐに伝える姿に、心動かされた榊さんは、思わず物干し場でしゃがみ込んでしまう。
物干し場のキャットファイトに居合わせた直達の叔父・ニゲミチ(高良健吾)と猫のムーは「ニャ~‥」と身をひそめる羽目に。この対決を経て、感情を押し殺していた榊さんに、どのような変化が訪れるのか…。
本シーンの撮影を振り返り、當真は「榊さんに素直に気持ちをぶつけるシーンは難しかったです。榊さんと楓ちゃんの設定上、私の方から広瀬さんにぶつかりにいかないといけないので、緊張と怖さ、もどかしさでいっぱいでした。でも、前田監督も広瀬さんも、目の前でずっと私のお芝居に付き合ってくださって、とても感謝しています」と、幾度もテイクを重ねた事を明かしている。
対する広瀬は、年下俳優との共演は「とても新鮮だった」と顔をほころばせながら「當真さんが何度もひたむきにお芝居にトライする姿を傍で見ていたら、心打たれて泣きそうになってしまう瞬間が何度もあって…監督の言葉で自分のお芝居と向き合い、どんどん変わっていく姿はキラキラしていて眩しく、とてもすてきでした。現場でぐんぐん成長していく姿を羨ましく思いました」と振り返っていた。
21年7月に企業CMでデビューし、『妻、小学生になる。』『オールドルーキー』『霊媒探偵・城塚翡翠』『Get Ready!』など話題作に次々と出演。大河ドラマ『どうする家康』では“家康”松本潤&“瀬名”有村架純の長女役で出演。原恵一監督の劇場アニメ『かがみの孤城』では、主人公・こころを演じ、今週末公開したばかりの『忌怪島/きかいじま』にも出演している。彼女の今後の活躍に期待が高まるワンシーンでもある。
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