千葉真一のお墓が作れない! 親族が宗教を巡って泥沼状態

千葉真一のお墓が作れない! 親族が宗教を巡って泥沼状態

千葉真一のお墓が作れない! 親族が宗教を巡って泥沼状態

宗教は争いの種

1 征夷大将軍 ★ :2021/10/15(金) 11:17:49.23

デイリー新潮

 稀代のアクション俳優・千葉真一(享年82)の死から10月6日で四十九日。忌明けを迎えてなお、多くの関係者が悲しみに暮れるなか、千葉の永眠先となる「お墓」の行方はいまだ定まっていないという。背景には複雑に絡む「千葉家の宗教問題」が横たわるとされ――。

 千葉が新型コロナウイルスによる肺炎で急逝したのは8月19日。ワクチン接種を拒否し、体調悪化で入院してから12日後の死だった。臨終時、家族は誰ひとりとして立ち会うことができなかったのは本誌(「週刊新潮」)既報の通りである。

 現在、関係者の間で懸案となっているのが、千葉のお墓をめぐる問題だ。

「亡くなった千葉さんに戒名を授けたのは都内・新宿区にお寺を構える日蓮正宗の住職です。千葉さんは死の約2年前に信心し、晩年には一部の近しい人に“俺が死んだら、骨は富士山の見える大石寺(たいせきじ)に埋葬してほしい”と話していた」(長年親交のあった映画関係者)

 大石寺とは富士山の麓に建つ日蓮正宗の総本山。つまり千葉は生前、墓の建立先として同寺を希望し、また大石寺に寄贈するため「富士山」の油絵を描き始めていたともいう。

●墓建立を知った親族は反発
 そんな千葉の想いを聞いていた一部の後援会関係者が、千葉の死と同時に同寺への墓建立に動き始めたところ、千葉の親族らが猛反発。というのも、千葉が改宗したことを大半の親族は知らず、そもそも遺言書すら存在しなかったためだ。

 初七日法要で喪主を務めた、野際陽子との娘で女優の真瀬樹里(46)ですら死後に初めて聞く話だったといい、親族らの間に“本当のことか?”と不信と疑念を抱かせる結果となった。

「千葉さんの死去から数日後には、樹里さんをはじめとした親族から“身内の知らないところで戒名やお墓の話が勝手に進むのはおかしい”との声が上がり、千葉さんの墓をどこに建てるかは一旦白紙に戻すことになった」(同)

 ところが、ここにきて事態は一気に動く気配を見せ始めたという。キッカケは9月25日、父親の臨終に駆け付けることを阻む結果となった海外での映画撮影を終え、長男の新田真剣佑(あらたまっけんゆう)(24)が帰国したことだ。

 都内の自宅マンションで2週間の隔離生活を送った真剣佑だが、その後は問題の解決に当たってくれると周囲の期待が高まっているのだとか。

 千葉の死に伴い、相続権を有するのは長女の樹里に、千葉の再婚相手で元人気芸妓だった玉美さんとの間に生まれた真剣佑と眞栄田郷敦(まえだごうどん)(21)の3人。なかでも真剣佑は千葉家の長男として“筆頭相続人”と目され、その意向が大勢を決すると見なされているという。

●宗教の“モザイク家族”
 墓の建立が迷走したのは、千葉の日蓮正宗への帰依が周知されていなかったことに加え、実はもう一つ、特殊な事情がある。

 千葉の親族のひとりが重い口を開く。

「現在、墓の建立先としてほぼ固まりつつあるのが千葉県君津市にある、禎穂(さだほ)(千葉の本名)の両親が眠る墓です。真剣佑が同意すれば、すぐにでも禎穂のお骨を埋める準備は整っている。ただ君津の墓は曹洞宗なので、もし禎穂の日蓮正宗への改宗が本当なら、遺志に反することにはなるが……」

 それでも「君津の墓が最善だ」として、こう続ける。

「大石寺への墓建立を反対した樹里と禎穂の姉は、実はともに日蓮正宗と犬猿の仲の創価学会に帰依している。さらに禎穂の弟と妹はエホバの証人に入信していて、臨終の際、姉は病室に駆け付けたが、弟と妹は現れなかった。家族間で信仰が複雑に交錯するなか、君津の墓は唯一“エアポケット”のような中立の緩衝地で、親族の誰からも大きな異論は出ない。身内の宗教問題が影響して、これ以上、禎穂の埋葬を遅らせるわけにはいかない」

●別の関係者も宗教観の相違を指摘
 千葉家を知る別の関係者にも確認を取ったが、家族間でそれぞれ異なる宗教を信仰し、それが今回の墓建立をめぐるゴタゴタに影響を与えた点について、同様の指摘をした。

 また親族らによると、千葉の母親もエホバの証人に入信していたが、亡くなる前に脱会し、曹洞宗の墓に入った経緯があるという。

 仮に真剣佑が了承し、問題が一件落着となったとして、果たしてソレは千葉の願いに叶うものなのか。

 真剣佑側からは締切りまでに回答を得られなかったが、関係者が探しあぐねる、千葉の遺志の在り処はどこに……。

 今さらながら、突然の早過ぎた死が悔やまれる。

「週刊新潮」2021年10月14日号 掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10151056/

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