【芸能】鈴木伸之、歌手デビューでEXILE HIROからもらった言葉 泣きそうになった「THE FIRST TAKE」収録裏話<「フタリノリ」インタビュー前編>

【芸能】鈴木伸之、歌手デビューでEXILE HIROからもらった言葉 泣きそうになった「THE FIRST TAKE」収録裏話<「フタリノリ」インタビュー前編>

【芸能】鈴木伸之、歌手デビューでEXILE HIROからもらった言葉 泣きそうになった「THE FIRST TAKE」収録裏話<「フタリノリ」インタビュー前編>

モデルプレス=2022/10/30】俳優の鈴木伸之(すずき・のぶゆき/30)が、自身が主演を務めるテレビ東京系木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」(11月3日スタート/毎週木曜深夜0時30分~)のエンディングテーマ曲「フタリノリ」(配信中)で歌手デビューを果たした。モデルプレスは30歳の誕生日を迎えた当日にインタビューを実施。LDHの「VOCAL BATTLE AUDITION 2」をきっかけに芸能界入りした鈴木に、12年越しに歌手としての夢を叶えた心境やYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」出演の裏話を語ってもらった。

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◆鈴木伸之「フタリノリ」が「自転車屋さんの高橋くん」EDテーマに決定

自転車屋さんの高橋くん」の原作は松虫あられによるオリジナルコミック。「第10回 ananマンガ大賞」準大賞作品に選ばれるほか、各人気ランキングで上位を獲得した累計100万部超えのヒット作をドラマ化する。世話好きな年下ヤンキー・高橋遼平役を鈴木、内気なアラサー女子・飯野朋子役を内田理央が演じる。

「フタリノリ」はシンガーソングライターTani Yuukiの書き下ろし曲。ドラマ脚本やマンガの世界観を肌で感じられる楽曲となっている。

◆鈴木伸之、新たな挑戦に「感謝しかない」

― まずは今回の歌手デビューが決まった経緯を教えてください。

鈴木:映画「jam」(2018年)の中で弾き語りにチャレンジさせていただいて、舞台版となった「JAM ―ザ・リサイタル―」(2021年10月2022年1月)でも何曲か歌わせていただきました。そこから歌手デビューのお話をいただいて、僕としては唐突で驚きましたが、新しい挑戦ができる良い機会をいただいたので本当に感謝しかないです。

― 鈴木さんは「VOCAL BATTLE AUDITION 2」(同オーディションでは三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE今市隆二&登坂広臣を輩出)をきっかけに俳優デビューされていますが、これまで俳優として活動されてる中で「いつか歌もやってみたい」という気持ちはあったのでしょうか?

鈴木:そうですね。やっぱり表現という部分においてはお芝居ももちろん音楽もすごく好きなので、いずれチャレンジしてみたいと思っていました。でもなかなかそういう機会もなく、果たして自分にできるのかなという気持ちもありました。

― 今回の楽曲を実際に聴いて、その不安な気持ちが払拭された?

鈴木:そうですね。「フタリノリ」はTani Yuukiさんが「自転車屋さんの高橋くん」の脚本と原作を読んで、その世界観に沿って歌詞を書いてくださいました。Taniさん特有の縦のグルーヴがある韻を踏んだような曲をすごく丁寧に作ってくださったので、Taniさんにもものすごく感謝しています。

ちょうど撮影中にホテルの部屋にいた時に初めてこの曲を聴かせてもらったんです。本当にマンガに入り込んだ感覚になるような素敵な歌詞だったので、ドラマを彩ってくれる曲になるだろうなと思いました。

EXILE HIRO内田理央からも絶賛

― 歌手デビューで、周りからはどのような声が届きましたか?

鈴木:僕は今日ちょうど誕生日で、HIROさんから連絡をいただきました。HIROさんも楽曲を聴いてくださってるみたいで、「すごく良い曲」「これから二足のわらじで頑張っていこう」と言っていただきました。

また先日ドラマアフレコの日に初めて映像を観たんですけど、ちょうどその時内田さんもいらっしゃって、めちゃくちゃ褒めてくれました(笑)。「めちゃくちゃ良い曲じゃないですか~!泣きそうです~」って言ってましたね(笑)

― きっと視聴者の方も同じように感動されると思います。

鈴木:すごく良いタイミングで流れるので、そうなってくれたら光栄です!

◆鈴木伸之、レコーディングでは苦戦も

― 高橋くんの目線でもある楽曲ですが、レコーディングではどのような気持ちで歌われましたか?

鈴木:あまり高橋くんとして歌った感覚ではなく、鈴木伸之として参加させてもらいました。でももちろん高橋くんという役と楽曲がリンクして聴こえても嬉しいですし、そうではなく聴いた人によって違う聴こえ方になっても良いなと思います。

― 歌っていて難しいと感じた部分はありますか?

鈴木:韻を踏んでいる言葉がたくさんあって縦のリズムがすごく強いので、これまで自分があんまり歌ってこなかったような感じで難しかったのですが、逆に新鮮でもありました。特にDメロぐらいからは言葉数も増えて落ちサビもあり、またすぐ転調してラストのサビに行くので、ここは結構大変だったなという印象です(笑)

― 普段聴いている音楽からインプットして活かすことはありましたか?

鈴木:Taniさんの曲はめっちゃ聴きました。「W/X/Y」とか「自分自信」とか…。あとはこの「フタリノリ」もTaniさんが歌ってくださっている音源があって、それもずっと聴いていました。

◆鈴木伸之の貴重な「愛してるよ」

― 歌詞の中で特に好きなフレーズを教えてください。

鈴木:いっぱいあります。「遠回りして、大回りして もう一回出だしへ戻る」とかすっごい好きですね。このサビは応援もしてくれるし、特に上手くいかないことを歌ってくれている感じがして。遠回りして出だしに戻るようなことを繰り返していても、その日々さえも包み込んでくれるようなフレーズになっているのでとても気に入っています。

自分の身の回りの半径5メートルを歌っているような楽曲なので、大げさすぎることもなく身近なフレーズがたくさん並んでいて、それがミディアムテンポのキャッチーなフレーズに乗っているので聴き馴染みも良いと思います。

― 「愛してるよ」という歌詞は、お芝居でのセリフでもなかなか言う機会がない言葉かなと感じました。何か“歌ならではの言葉への感覚”みたいなものはありましたか?

鈴木:確かに「愛してるよ」と口に出して言う機会はお芝居でもあまりないので、音楽ならではという感じはしました。やっぱり音楽だからこそ強い言葉が響くというのもありますよね。「どんな日々もどんな君も愛してるよ」は「上手く行かなくても、失敗しても愛してるよ」という意味なので、すごく歌い手の優しさが伝わるというか、包容力のある曲だと感じました。

― レアな「愛してるよ」なんですね。ある意味、聴く方へのラブレターのようでもありますね。

鈴木:本当にそうですね。聴き手の方それぞれが自分だと思って聴いてもらえたら嬉しいですし、そこは本当に大切に歌わせてもらいました。

◆「THE FIRST TAKE」収録当日は朝3時に起床

― 「THE FIRST TAKE」の歌声も素敵でした。収録当日はどのような気持ちでしたか?

鈴木:めちゃめちゃ緊張しました。昼の12時くらいからの収録で、身体を起こしていないと歌えないなと思ったので、朝の3時くらいに起きて家の周りを1時間ランニングして、サウナに行って、家で発声練習をしてから行きました。当日までにTAKAHIROさんをはじめとする他のアーティストの方の「THE FIRST TAKE」も観て「やっぱレベル違うな、すごいな」と思いつつ、たくさん観て備えていました(笑)

― 収録現場はどのような雰囲気でしたか?

鈴木:現場で初めてバンドの方々とお会いしたのですが、改めて生演奏のパワーがすごすぎて泣きそうになりました。実際のレコーディングの音源と「THE FIRST TAKE」の音源は後ろに流れている音が少し違うんですけど、「THE FIRST TAKEバージョンを聴いて鳥肌が立ったのを覚えています。

あとは本当に正真正銘の一発撮りだったので、やっぱり本番でもとにかく緊張しました(笑)。とにかく間違えないように、それからこの曲はブレスの位置が少なめでピッチが速くなったり遅くなったりすると聴こえ方が悪くなっちゃうので、そこも意識したり…。通常のレコーディングでは1~2小節ずつエッジボイスを入れたりビブラートをかけたり細かく意識しながら作っていくので、出来上がりもやはり自分が歌った中でもすごく良いと思えるものになったのですが、「THE FIRST TAKE」は一発じゃないですか。その人自身の良さも粗も見えやすく、人生が映ると思うので、そういった面では「大丈夫だったかな…」という感じです(笑)

― 歌い終わった後はいかがでしたか?

鈴木:ホッとしましたね(笑)。「終わった~!とりあえず良かった!」という気持ちでした。でも今見返すと「もっとこうすれば良かったな」とか思ってしまいます(笑)。1回しかない中で自分の良さを全て出し切るという難しさとやりがい、色々お芝居ではできない経験をさせていただきました

★芝居と音楽の共通点、30歳になった今思う“夢を叶える秘訣”などを語ったインタビュー後編も公開中。

modelpress編集部)
◆鈴木伸之(すずき・のぶゆき)プロフィール

1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。劇団EXILEメンバーとして、2010年に舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ&映画「ラジエーションハウス放射線科の診断レポート~」シリーズフジテレビ系)、ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系2021年)「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系2022年)、映画「ブレイブ ―群青戦記―」(2021年)「東京リベンジャーズ」(2021年)など。ドラマ「お茶にごす。」(テレビ東京系2021年)「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」(読売テレビ日本テレビ系2022年)では主演を務めた。現在ドラマファーストペンギン!」(日本テレビ系2022年)に出演中。

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モデルプレスのインタビューに応じた鈴木伸之(C)モデルプレス

(出典 news.nicovideo.jp)

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