【配信】ネットフリックスが日本でのアニメ製作を減らす事情…アニメ制作業界で広がる不信感、2次展開しやすいテレビに回帰する動き

【配信】ネットフリックスが日本でのアニメ製作を減らす事情…アニメ制作業界で広がる不信感、2次展開しやすいテレビに回帰する動き

【配信】ネットフリックスが日本でのアニメ製作を減らす事情…アニメ制作業界で広がる不信感、2次展開しやすいテレビに回帰する動き

1 樽悶 ★ :2022/10/27(木) 19:44:36.20ID:7vMyJ8t+9

3四半期ぶりに会員数が増え、株価も大幅高となった動画配信サービス大手のNetflix

(出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)

(中略)

■アニメ制作業界の間で広がる不信感

 逆風にさらされているNetflix。日本国内でもオリジナルアニメの製作をめぐり制作会社から不穏な声が聞こえる。「2022年に入ってオリジナルアニメの企画がまったく通らなくなった」と話すのは、複数のNetflixアニメ制作に関わってきた制作会社のある幹部だ。

 「企画が通る本数が減っただけでなく、動き出そうとしていた企画が急に止まった例もあり、影響は深刻だ」と語る別のアニメ制作会社幹部もいる。複数のアニメ制作関係者が同様の話をしており、Netflixは2022年から日本でのアニメ製作本数を減らしていると見られる。会員数が減り始めたタイミングでもあり、コスト削減のためアニメの製作を減らしているのではという見方も広がっている。

 9月に開催されたNetflixのグローバルファンイベント「TUDUM Japan」は、怒涛の新作アニメ紹介でオープニングを飾るなど、アニメに注力する姿勢を見せているだけに、アニメ制作会社が困惑するのも当然だ。

 これについてNetflixでアニメコンテンツの調達を統括する山野裕史氏に尋ねると、今後のオリジナルアニメ製作本数の増減についての明言は避けた。ただ、会員数減少による日本のアニメ製作への影響については「視聴者に喜んでもらえる作品を届け続ける点では変わらない。そうした作品へ、より大きく投資できるよう定期的に編成を見直すなどしていく。既存のアニメファンが求める作品に加え、より広い視聴者が一緒に楽しめる長編アニメーション映画をバランスよく調達することに現在は注力している」と答えた。

 単に製作本数を減らすというよりは、長編アニメ映画などに的を絞って集中投資していく戦略にシフトしているようだ。ただ、Netflixがこのタイミングで戦略を変更した背景には、会員数の減少よりも深刻な課題がありそうだ。それは、Netflix独占配信アニメの中にヒット作があまりないという根本的な問題だ。

■2次展開しやすいテレビに回帰する動き

 「Netflixが独占配信するアニメは、配信時さほど話題にならなくても、数年後にテレビで公開されると反響がよくなる作品がある」と話すのは、さらに別のアニメ制作会社の幹部。無料で同じ時間に視聴されるテレビアニメは、視聴者同士がSNSで一緒に盛り上がりやすいこともあり、ヒットにつながりやすい傾向にあるようだ。

 また、Netflix独占配信の作品は、アニメ制作会社が少し高めの制作費を受け取れたとしても、自社でのノウハウに乏しくその後の2次展開(グッズ販売など)が難しいという、作り手側の構造もヒットの障害になっている。近年はアニメ制作会社がNetflixなどの動画配信に注力する流れもあったが、「直近では2次展開しやすいテレビに回帰する動きが強まっている」(アニメ制作会社幹部)という。

 アニメ制作会社からすれば、ヒットが予想できる作品はNetflixには流さずに、テレビで流したほうが儲かる。逆に言えば、リスクのある作品は制作費を保証してくれるNetflixに流すという声すら聞こえてくる。結果、Netflixにはチャレンジングな作品が大半になるという、Netflixにとって苦しい構造が出来上がってしまっていたようだ。

 こうした状況では、確かに製作本数を増やすより、的を絞って集中投下する戦略のほうが合理的かもしれない。「Netflixが日本に上陸した直後は口頭ですぐに企画が決まることが何度もあった。今はその勢いはなく、熟慮する局面になったのだろう」と分析するアニメ業界関係者もいる。

 2022年10月からは集英社と初めての共同製作作品となる『ロマンティック・キラー』がNetflixオリジナルアニメとして配信される。これまで数多くのヒット作を生み出してきた集英社との連携は重要な意味を持つ。山野氏も「これをきっかけに、作品制作はもちろん、より一層多面的な取り組みでご一緒できることに期待している」とラブコールを送る。

 ただアニメは制作開始から配信まで3~4年かかることが多く、今のNetflixの戦略が実際に形となって現れるのはまだ先の話だ。その時には、これまで見られたようなチャレンジングなオリジナル作品は少なくなっている可能性が高い。それでもヒットアニメを生み出せるのか。Netflixは大きな転換に挑んでいる。

10/21(金) 5:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25b00d98df23363853294f81869026583be2fa1

★1:2022/10/24(月) 19:53:25.05
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1666608805/

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