国民的アニメ「まんが日本昔ばなし」が小出恵介の主演で初舞台化　

国民的アニメ「まんが日本昔ばなし」が小出恵介の主演で初舞台化　共演にドリフ・仲本工事ら
9/21(水) 5:00 サンケイスポーツ
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アニメ「つるの恩返し」の１シーンc愛企画センター

（出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp）

国民的人気アニメ「まんが日本昔ばなし」が初舞台化され、俳優の小出恵介（３８）主演で１１月に東京・西池袋の東京芸術劇場で上演されることが２０日、分かった。貧しい若者とツルから生まれた美女が夫婦となり、嫌われ者の貧乏神を助ける涙あり笑いありの物語。ザ・ドリフターズの仲本工事（８１）ら愉快な面々も共演し盛り上げる。

テレビ各局で１９７５年から３０年以上も放送された「まんが日本昔ばなし」。世代を超えて親しまれた傑作アニメの原作が今回、合作の形で舞台化されよみがえる。

タイトルは「日本昔ばなし『貧乏神と福の神～つるの恩返し～』（１１月１７～２７日まで上演）。ツルから生まれた美女、お鶴を暴れ馬から救い、自らは足が不自由となった寝太郎（ねたろう、小出）が、縁あってお鶴と結婚。働き者になったのは家に住みつく貧乏神のおかげと感謝し、夫婦で貧乏神の危機を救う姿が描かれる。

原作から「貧乏神と福の神」「つるの恩返し」などを合作。脚本・演出のモトイキ　シゲキ氏は、本紙の取材に「コロナ禍で薄れがちな思いやりや助け合いの詰まった昔話を基に、何かとつらい現代を生き抜く日本人にエールを送りたいと思ったんです。原作は約１５００編もあり、いずれはリニューアルアニメ化や実写ドラマ化もしたい」と熱く語った。

小出は２０１７年に発覚した未成年女性との飲酒騒動に対する猛反省をバネに現在、日米を往復して活躍する日々。モトイキ氏は「人生、誰にも失敗はある。小出君は演技も声もいいし、周囲からの人望も厚い。彼なら深みのある人物像を演じられる」と抜てき理由を説明した。

新境地開拓となる小出は関係者を通じ「日本昔ばなしは僕も子供の頃に見て、何か見守られているような心持ちになった思い出深い作品です」と述懐。「あのアニメで育った世代もそうでない世代も、温かく思いやりに満ちた世界に誘（いざな）えるよう頑張ります」と誓った。

お鶴役は女優、中村ゆりか（２５）。ほかに仲本や彦摩呂（５６）ら愉快な共演者も多数迎えて１０月上旬、正式発表と会見が行われる。

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