独身男女「一生結婚しない」は過去最高 非婚化志向が一層加速

独身男女「一生結婚しない」は過去最高 非婚化志向が一層加速

独身男女「一生結婚しない」は過去最高 非婚化志向が一層加速

1 蚤の市 ★ :2022/09/09(金) 21:13:45.32ID:waXpCqIw9

 結婚する意思があるかどうかを、独身の男女(18~34歳)に聞いたところ「一生結婚するつもりはない」と答えた男性は17・3%、女性は14・6%で、ともに過去最高だったことが2021年の「出生動向基本調査」で明らかになった。国立社会保障・人口問題研究所が9日発表した。男女とも、少子化の要因になっている未婚化・非婚化志向が一層加速していることをうかがわせた。

 出生動向調査は、原則5年ごとに実施される。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今回の調査は1年延期され、21年に実施された。独身者1万4011人と夫婦9401組を対象に調査し、有効回答率は独身55・9%、夫婦72・7%だった。

 独身の男女に結婚の意思を聞いた結果、この質問での聞き取りを始めた1982年時点では「一生結婚するつもりはない」と答えた男性は2・3%、女性は4・1%だったが、02年以降は増加傾向が続いている。逆に「いずれ結婚するつもり」と答えたのは82年時点で、男性95・9%、女性94・2%だったのに対し、21年は男性81・4%、女性84・3%と過去最低となった。

 一方、独身の男女に対し、女性にとっての理想のライフスタイルを聞いたところ、仕事と子育ての「両立」を挙げたのは男性で39・4%、女性で34・0%で最多となった。男性のうち、パートナーに「専業主婦」を望む割合(6・8%)は急落しており、女性の人生について価値観が様変わりしていることを示した。

 こうした変化に伴い、パートナーに求める条件にも変化が表れた。結婚相手の条件について男女に聞いたところ、女性の「経済力」を求める男性は前回より6・3ポイント多い48・2%だった。一方、男性の「家事・育児の能力や姿勢」を重視する女性は12・5ポイント多い70・2%と大幅に上がった。

 夫婦が望む理想の子ども数は2・25人(前回2・32人)、現実に予定している子ども数は2・01人(同2・01人)だった。予定の子ども数が、理想より少ない理由の一番は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」が52・6%だった。

 中京大の松田茂樹教授(少子化論)は「日本の出生率の低下は、未婚化によるものが大きい。国はこれまで、希望する人の結婚や出産をかなえ、出生率を上げることを目指してきた。しかし、結婚を希望しない人が増え続ければ、これまでの政策の見直しを迫られるうえ、出生率の一層の下落につながる可能性がある」と指摘した。【小鍜冶孝志】

SNS、出会いの主流になるか(略)

毎日新聞 2022/9/9 18:07(最終更新 9/9 18:07) 1367文字
https://mainichi.jp/articles/20220909/k00/00m/040/266000c

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