カワウソは賢い!仲間に経験伝授出来る

カワウソは賢い!仲間に経験伝授出来る

カワウソは賢い!仲間に経験伝授出来る

》》》カワウソの知能指数は高い!

♦因みに

 チンパンジー : 4歳児程度の知能
 イルカ : 3歳~6歳児程度の知能
           カワウソも同じ位!
     決してウソではない様だ!

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 カワウソはとても賢い生き物だ。社会生活を営み、人間のように仲間同士でスキルを教え合うだけでなく、単独で問題を解決する能力もある。

 イギリスの研究者が行った新たな研究によると、カワウソは単独でパズルのような仕掛けの中にある、馴染みのない食べ物を取り出すことができる。その方法を仲間に伝えることもできる。

 更にはその食べ物が安全に食べられるものかどうかを、お互いに情報交換し、一致団結して慎重に調べるという。

【画像】 カワウソの社会学習を調査

 イギリスエクセター大学の研究者が、ニューキー動物園とテイマー・オッター&ワイルドライフセンターにいる20匹のコツメカワウソを使って、彼らがどのようにお互い学び合いながら、仕掛けのついた箱の中に隠された、食べたことのないエサを探し当てるかを観察した。

 タブやフラップを引っ張って開けるようになっている5種類の容器の中に、彼らにとって馴染みのある食べ物であるミートボールが隠されている。

 対照実験のために、ニジマス、カニ、ムール貝などの自然の獲物が入った容器も用意する。

カワウソがエサを抜き取るために学習する能力に関する多くの研究は、人工的に作ったエサの仕掛けに焦点を当てています」エクセター大学の首席研究者アレックス・サリヴェロス氏は言う。

今回の研究では、カワウソにとってあまりなじみのない自然のエサだけでなく、人工的なエサの仕掛けとの関連においても、その能力が発揮されるのかどうかに興味をもちました

単体で仕掛けを解いて、仲間と情報交換しながら安全性を確認

 実験の結果、カワウソたちはそれぞれに知恵を使って、仕掛けから食べ物を抜き取ることに成功した。できない個体は仲間の行動を見てやり方を学んでいく。

 更には、その食べ物が安全か、食べるのに適しているのかを知るために、互いに情報交換をしていることがわかった。勇気ある毒見役が食べるのをじっと待っている個体もいた。

コツメカワウソのこのグループは、結束力のある集団で、ほとんどの時間を一緒に過ごし、集団で食事をします」オーストアライラ、アデレード動物園マット・ゴレビオスキー氏は言う。

初めてのエサの仕掛けや、新たな環境エンリッチメント(飼育環境に変化を与えること)を与えると、彼らはみんなで団結して、そのアイテムを調べるために慎重に行動するのです

 20匹中11匹が、3種類の自然の獲物すべてを取り出すことができたという。

「飼育されているカワウソは、最初は自然の獲物に苦労していたようですが、最終的にはエサを抜き取る方法を学習することができたことがわかりました」サリヴェロス氏は言う。

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photo by Pixabay

年長者ほど賢い

 カウウソがこうしたパズルを解く速度は、その年齢も関係しているのかもしれない。

カワウソは本当に頭のいい動物ですが、若い個体は、経験豊富な年長者に比べて、問題を解決するのに時間がかかることがわかりました

でも、何度も挑戦しているうちに、徐々に覚えて早く解くことができるようになります。

簡単な問題なら数分で解くことができ、餌箱の中にある凍った食べ物など、より難しい問題には15分ほどかかることがあります

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photo by Pixabay

カワウソは生涯にわたって仲間と親密な関係を保つ

 20匹のカワウソ同士の社会的相互関係を追ってみたところ、一頭につき一頭が関連していたことがわかった。

 これは、社会学習が個体間の親密度によって測ることができるかどうかを調べるためで、ここではカワウソは家族の行動を見ることで、より早く学習ことができている。

 アデレード動物園カワウソは、オーストラリア全体で行われている繁殖プログラムの一環で、プログラムが始まって以来、少なくとも70匹が繁殖している。

 「カワウソは、社会的な動物で、生涯にわたって仲間との緊密な関係を保ちます」ゴレビオスキーは言う。

カワウソの家族は、親と何世代かにわたる子どもたちで構成され、年長の子どもが次の子どもを育てる手伝いをします

独立する年齢になると、家族を離れて自分の群れを作り始めますが、危険が迫ると、個々で対処するのではなく、互いに目を配り守り合う傾向があります

 コツメカワウソは通常、4~12匹の群れを作るが、野生では20匹の大家族が確認されることもある。

野生のコツメカワウソの数は減少しつつあります。彼らの行動を理解することは、保護や再導入プログラム開発の助けになります。

今回の発見は、一匹のカワウソを放す前にあらかじめ訓練しておけば、情報の一部を仲間に伝えることができることを示唆しています

 この研究は『Royal Society Open Science』に発表された。

References:Research news – Puzzled otters learn from each other – University of Exeter / Otters are social learners – but solo puzzle solvers / written by konohazuku / edited by / parumo

 
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カワウソは賢い。仲間と協力して問題を解決することもできる

(出典 news.nicovideo.jp)

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