Z世代、日本の将来性は?国際競争力は?

Z世代、日本の将来性は?国際競争力は?

Z世代、日本の将来性は?国際競争力は?


🤔Z世代 》》》》25歳以下

ジェネレーションZ、Z世代とは、概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代のことである。

生まれながらにしてデジタルネイティブである初の世代である。

ジェネレーションYに続く世代であることから「Z」の名が付いている。 

 一億総貧困時代を迎える日本。本当に恵まれていないのはどの世代か? バブル世代、団塊ジュニア世代、ポスト団塊ジュニア世代、プレッシャー世代、ゆとり世代Z世代の6つに分類した場合、歩んだ道のりと待ち受ける将来から不幸No.1は「団塊ジュニア世代」(’71~’74年、現47~50歳)というが、今回はZ世代に注目したい。

Z世代がもたらす不安な未来。国際競争力を失う日本社会

 人口が少ない世代ゆえ、受験でも就職時でも、圧倒的に競争が少ないのがZ世代の特徴でもある。それゆえどこかマイペースな印象が拭えないが、このZ世代の「競争不足」に警鐘を鳴らすのが、マーケティングアナリストの原田曜平氏だ。

「受験も就職も苦労せず、入社以降も褒められて大切に育てられてきた。それがZ世代社会人の特徴です。ほかの世代の苦労を間近で見てないせいもあるのでしょうが、『自分たちは上の世代よりも恵まれている』という意識は低いです。

 また、非常に繊細で、何かとメンタルにも不調をきたしがち。上の世代に比べると、どうしても仕事に対する熱量や精神力が弱いように感じます。正直、『ゆとり世代』よりも、Z世代のほうが、よっぽど『真のゆとり世代』だと感じることも多いですね」

◆危惧される国際競争力の低下

 競争がないがゆえに、温室育ちにならざるを得ないZ世代。しかし、そこで危惧されるのが国際競争力の低下だ。

「外国では移民の急増などを背景に、あらゆるシーンで若者たちの競争が激しくなっています。競争しないと生き残れないという危機感が強く、死ぬ気で頑張っている海外の若者たちと、競争のない日本の若者たちとの差はどんどん開いていくでしょう。今後、経済がグローバルな市場に移るなか、日本の若者の力が低下すれば、国際競争力も当然低下するはずです」

◆人口減のその先にある未来

 さらに待ち受けているのが、人口減のその先にある未来だ。

「近い将来、より深刻な人手不足が起きれば、日本でも移民を本格的に受け入れるでしょう。そのとき、社会から大事に育てられすぎたZ世代が移民の人々と競争しても、実力不足から、自分の地位を守れない可能性が高い。その場合、日本社会がどうなっていくかが不安です」

 人材流出を防ぐため、Z世代に苦労させないその風潮が、彼らの未来を奪う。その可能性も我々は知っておくべきなのだ。

◆【マーケティングアナリスト 原田曜平氏】

’77年生まれ。博報堂ブランドデザイン若者研究所を経て、独立。近著に『寡欲都市TOKYO 若者の地方移住と新しい地方創生』(角川新書)など

<取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/bambeam>

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(出典 news.nicovideo.jp)

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