【訃報】「パパラッチのゴッドファーザー」逝く

　ハリウッドスターや、第35代アメリカ合衆国大統領のジョン・F・ケネディと結婚したジャクリーン・ケネディ・オナシスさんなど多くのセレブを撮影してきたことで知られるカメラマンのロン・ガレラさんが4月30日、
米ニュージャージー州の自宅で亡くなった。代理人がエンタメ誌「ハリウッド・リポーター」「ニューヨーク・タイムズ」に伝え、他メディアが後追いで伝えている。91歳だった。
ガレラさんは「パパラッチのゴッドファーザー」という愛称で知られ、セレブからは「ストーカー」と嫌われた。HPのプロフィルによれば、1931年に生まれ、ニューヨークのブロンクスで育った。
50年代から60年以上、撮り続けた。名前を一躍有名にしたのは、71年10月、ニューヨークで撮ったジャクリーンさんの素顔。その裏話をHPの動画インタビューで明かしており、他のモデルを撮影している時、
ジャクリーンさんの自宅近くの方が面白いとひらめき、偶然、彼女が出てきたと説明。サングラスなしの笑顔は、モナリザのようだったと回想している。後に裁判になり、接近禁止令を命じられている。
マーロン・ブランドには顔面を殴られ歯を折り、次の取材機会にはアメフトのヘルメット姿で現場に行き、話題になった。