坂本龍馬の幕末の活躍はほぼ誤解?原因は司馬史観か?

坂本龍馬の幕末の活躍はほぼ誤解?原因は司馬史観か?

坂本龍馬の幕末の活躍はほぼ誤解?原因は司馬史観か?


(出典 thumb.photo-ac.com)

1 マストくん(秋田県) [US] :2022/04/07(木) 07:29:14.33

 今回は幕末の志士の一人、坂本龍馬を取り上げます。小説やドラマにより、幕末維新の時期に大活躍したというイメージが広まっており、人気が高い人物です。
しかし実際には、「その知名度ほどには日本史に影響を与えていなかった」と筆者の加来耕三氏は指摘します。創作の世界が生んだ“伝説”が独り歩きしている龍馬の実像に迫ります。

【書籍】『歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓』加来耕三(著)

 「幕末に大活躍した」というイメージが世間に広まっている坂本龍馬。司馬遼太郎(しばりょうたろう/遼は、正しくはしんにょうの上部分が「 ゛」。以下同)の『竜馬がゆく』などの
小説を読んで、「薩長同盟を締結できたのは龍馬がいたからだ」「大政奉還の立役者だった」と思い込んでいる方も多いかもしれません。

 しかし歴史学の観点に立つと、実態はぜんぜん違います。上記のような彼の業績とされるものは、あれもウソだ、これもウソだといった感じで、「ほとんど真実がない」と言っても言い過ぎではないでしょう。

 実際には、坂本龍馬は日本史にほとんど影響を与えなかった人物でした。もちろん司馬さんも、小説の主人公と歴史上の人物を区別して考えていました。

 龍馬ファンに人気がある高知県の坂本龍馬記念館においても、司馬さんは歴史上の人物の「龍馬」と小説の「竜馬」を区別していた、と書かれています。
それでも同記念館の展示は、基本的に司馬遼太郎の龍馬観=“司馬史観”に寄っている印象があります。すなわち、多くの日本人がイメージする「龍馬」は「小説の世界の竜馬」と言えます。

 問題は、司馬遼太郎の作品の面白さに引っ張られてしまい、小説の内容が“史実”だと思っている人が多いことです。多くの人は小説に合わない歴史的な事実を受け入れず、跳ね返してしまいます。

 それでは、歴史上の坂本龍馬はどのような人物だったのでしょうか。小説において、「竜馬」が果たした価値、すなわち“司馬史観”では「薩長同盟の締結において中心的な役割を果たした」ことに
なっています。ほかにも、「大政奉還に貢献した」といった扱いもなされています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e752d96217aab63b60d5de2c304c2b6cd02c6519

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