「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認

「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認

「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認

「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認

「まるで家畜」ベトナム人実習生暴行 会社が口止め、監理団体も黙認
 日本に憧れ、海を渡った先に待ち受けていたのは暴力と絶望だった。岡山市の建設会社でベトナム人技能実習生の男性(41)が約2年間、複数の日本人従業員から暴行を受けた問題。男性は毎日新聞の取材に「毎日つらかった」と振り返った。助けを求めても、会社や監理団体は暴行を口止めしたり、我慢するよう求めたりしたという。「国際貢献」の名の下に広がる技能実習制度。そのゆがんだ実態を追う。(記事後半に男性の一問一答)

 トラックの荷台で、まるで家畜のように棒でたたかれる男性。周囲で笑い声が起き、男性が悲鳴を上げて逃げようとしても、頭や尻に容赦なく棒が振り下ろされる。別の日には不慣れな日本語で「分かりました」と繰り返し答えさせられ、声が小さいなどの理由で腹や腕を殴られ続ける――。目を覆いたくなる光景が何本もの動画に残されていた。

 男性は2019年10月、岡山市の監理団体の仲介で来日した。ベトナムにいた時はアルミサッシなどの製造工場で勤務し、日本製の時計やエアコン、洗濯機などを通じて日本の技術力に憧れた。日本でも機械工場での勤務を希望したが、「年齢が高い」との理由でとび職を指定された。とびの経験はなく、帰国後も技術を生かせるとは思えなかったが、ベトナムに残した妻と5歳の娘を養うには従うしかなかった。

■会社から口止め
 翌月、建設会社に就職し、ほどなく暴行が始まった。日本語がうまく話せなかったり、作業が滞ったりした時、複数の日本人従業員から殴ったり蹴ったりされた。20年5月には足場の解体作業中、上にいた従業員から90センチほどのパイプ状の部品を投げ落と..

【日時】2022年03月27日 14:00
【ソース】毎日新聞
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