1度に3人で通話できる公衆電話がリニューアル!

1度に3人で通話できる公衆電話がリニューアル!

1度に3人で通話できる公衆電話がリニューアル!

》》》その名も🎤デュエットフォン🎤♪

◆デュエットフォンがリニューアル!

 スマートフォンが普及し、今となっては使うことがほとんどなくなった公衆電話。かつては至る所で見かけたが設置台数も年々減少している。その中でも“日本に数台しかない”といわれる公衆電話を知っているだろうか。

【画像】デュエットフォンを見る(全5枚)

 それが「デュエットフォン」だ。貴重な1台が神奈川県川崎市の中原区役所前に設置されている。

 特徴は、通常の公衆電話と違って受話器が2つ付いている点だ。使い方は通常のものと同じだが、2つの受話器を使うと受け手を合わせた3人が同時に通話できる。中原区役所前では樹木型のオブジェの中に設置していて、もちろん誰でも利用できる。

 しかしなぜ、3人で通話ができる公衆電話が生まれたのだろうか。

 NTT東日本神奈川事業部によると、デュエットフォンは、電話サービスの開始100周年を記念した事業として1990年に数量限定で製作した。

 携帯電話が普及していなかった当時、若い人たちが公衆電話の受話器を回しながら複数人で会話している様子を見たことが「デュエットフォン」開発のアイデアにつながったという。

 LINEZoomなどが定着した今では考えられない光景だが、複数人で通話したいという若者の声を反映した画期的なアイデアだっだワケだ。

●日本に何台?「正確には把握できず」

 そんなデュエットフォン、今国内に何台あるかというと、実はNTT東日本でも把握できていないという。公衆電話の種類による管理が難しく、明確に設置を確認しているのは中原区役所に設置しているこの1台のみ。

 また、故障時に交換する部品も残り少なくなっていて、いつまで“現役”で使用できるかは未定だという。パーツが無くなった場合は通常の公衆電話に切り替える可能性もある。

 そんな“激レア”な公衆電話だが、このほど中原区の区制50周年に向けて、樹木型のオブジェ公衆電話台がリニューアルされた。

 3月28日にはリニューアルを記念して、デュエットフォンを使用した災害用伝言ダイヤル171)体験や、身近な公衆電話探しといった防災をテーマにしたイベントを実施する。

 小学校などで公衆電話や緊急通報のかけ方を教えている「日本公衆電話会」東京統括支部が2017年に実施した調査によると、公衆電話を使ったことがあると答えた小学生はわずか17.4%。公衆電話のかけ方を知らない若者は年々増えていることが分かる。

 東日本大震災時には、携帯電話がつながらず公衆電話に長蛇の列ができ、その重要性が再認識された。NTT東日本神奈川事業部は、デュエットフォンを公衆電話のかけ方や災害時対応を伝える広報活動に役立てたいとしている。

 コロナ禍を経験し、人とのつながりがいかに重要であるか感じた人も多いはず。デュエットフォンを使って「久しぶりにあの人に電話をしてみようかな」という人が増えるのかもしれない。

複数人で会話ができる公衆電話「デュエットフォン」

(出典 news.nicovideo.jp)

♦因みに、デュエットフォンの設置場所だが、川崎市の仲原区役所以外に、

✓島根県津和野町乙女峠マリア聖堂
✓岩手県宮古市TSUTAYA宮古店
✓青森県むつ市マエダ本店
✓山口県周南市美術博物館

に以前、設置されていたデュエットフォンは今どうなっているのだろう🤔

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