撫で足りない!配達員に、やり直しさいそくするわんこ
もっとかまって!配達員が置いた荷物を口にくわえ、やり直しをさせようとする犬 |
ホリデーシーズンのこの時期、配達員さんはとても忙しい。だがそんな事情は断じて認めない犬がいる。
この犬は荷物なんかに興味がない。興味があるのは配達員らがが運んでくるやさしい愛情だ。犬は誰よりも彼らがくるのを楽しみにしており、その姿が見えると真っ先にかけつけ、撫でてもらうのが大好きなのだ。
人懐っこい犬は、配達員の間でも人気となっているが、時期が悪かった。たくさんの荷物を届けなければならないので、ゆっくりとかまってあげる時間がない。
配達員は軽く頭をなでると足早に去っていったが、犬は納得がいかなかったようで、こんな暴挙に出た。
アメリカ、ミネソタ州ロジャースに住むメーガン・サンドさんは、ラブラドール・レトリバーのニクソン(8歳)を飼っている。
ニクソンは人間が大好き、とても人懐っこく、この家をルートにしている配達員さんが来ると、真っ先に駆け寄っていく。
配達員らもニクソンとの触れ合いを楽しみにしているのだが、あいにく時期はホリデーシーズン。通常よりも多くの荷物を運ばなければならない。
この日、サンドさんの家に荷物を届けに来たフェデックスの配達員は、足早に荷物を置くと、駆け寄ってきたニクソンの頭を軽く撫で、走り去っていこうとした。
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「ん~、足りない。モフが全然足りてない。愛情も薄い気がする」ニクソンはそう思ったのかもしれない。
配達員が置いた荷物を口にくわえると、彼を追いかけていったのだ。
「なんか足りてないよ、もう一回やりなおし」と言わんばかりに。
これには配達員も思わず大笑い。
人が大好きなニクソンは、定期的に家に来てくれる配達員を歓迎し、トラックの音がすると、すぐに駆け寄り、彼らに愛想を振りまいている。
この配達員もいつもなら、もっとたっぷり撫でてあげるんだけど、かなり忙しかったのだろう。ニクソンはそれが寂しかったのだ。
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Good Boy: Dog Returns Package to Deliveryman in Minnesota
サンドさんによると、ニクソンが荷物をくわえて配達員を追いかけていったはこれがはじめてだという。
この時期の配達員さんの仕事量は地獄のようで、本当に感謝しかないのだが、この配達員も忙しさの最中にあって、もう一度運び直しというのは割とダメージでかそうだけど、ニクソンの愛あってのこの行為が、ちょっとした心の休息となってくれればよいと切に願う。