日本の平均賃金は上がらないが、上がった韓国は何が違うか ?
- >0\n"”>NO.10052445 2021/12/12 14:09
給料上がらない日本と上がった韓国は何が違うか さまざまな指標で韓国が日本を上回る
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2000年頃以降、日本は円安政策をとった。その結果、企業の利益が増えて株価も上昇したが、GDP(国内総生産)は増えず、賃金(給料)も上がらなかった。
他方、韓国は、通貨安を求めず、品質の向上を図った。その結果、輸出が増えただけでなく、貿易黒字が増え、GDPが増えて、賃金が上がった。
韓国の今後の課題は、高い外需依存から脱却して、産業構造の情報化を進めることだ。昨今の経済現象を鮮やかに斬り、矛盾を指摘し、人々が信じて疑わない「通説」を粉砕する──。野口悠紀雄氏による連載第58回。
■さまざまな指標で韓国が日本を上回る
韓国の賃金が日本を抜いた。OECDが公表しているデータによって2020年のデータを見ると、日本は3万8515ドルだ。
それに対して、韓国は4万1960ドルである。
こうなるのは、日本経済が長期にわたって停滞を続けているのに対して、韓国経済が高成長を続けているからだ。
2020年の1人当たり名目GDPを2000年と比べると、韓国は285.2%増だ(つまり、3.85倍になった)。
それに対して日本は、わずか2.9%の増加でしかない。
比較にならないほどの違いがある。
【日時】2021年12月12日 10:00
【ソース】東洋経済オンライン