【鮴】なんて読むん???
鮴(ごり、めばる) ゴリ – カジカや小型のハゼ類などの地方名。 メバル – カサゴ目の海水魚。 このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしてい
205バイト (94 語) – 2017年8月15日 (火) 12:40
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「ゴリ」
金沢では、浅野川や犀川で獲れるカジカ科のカジカと、河北潟で獲れるハゼ科のウキゴリをまとめてゴリと呼んでいる。
ゴリは加賀藩時代にも珍重されていた。
浅野川や犀川を漁場に、二人一組で、ブッタイという三角の竹笊と、ゴリ押し板を使って石の下に隠れた俊敏なゴリを追い出す〝ゴリ呼び〟漁は金沢の風物詩となっていた。
昭和の初めごろまでは盛んに漁が行われていたが、ゴリの生育環境の変化にともない、今ではゴリ呼びの姿を見ることも無く、ゴリは貴重な食材になっている。
カジカ科のゴリは主に、刺身や唐揚げにして食べられる。
刺身はみずみずしくさっぱりとした味わいで、唐揚げは一匹丸ごと揚げられ、香ばしい風味を楽しめる。
その他、細めのゴボウのささがきを入れてつくる白味噌仕立ての「ゴリ汁」にも使われる。
また、ハゼ科のゴリは、しぐれ煮や、醤油や水飴などを使い甘辛く煮詰めた佃煮にされ、酒の肴やお茶うけにされるなどして、親しまれている。
「ゴリの佃煮」は、金沢の名産品としても広く知られている。