【ソールフード】『大野市のおおのとんちゃん』

【ソールフード】『大野市のおおのとんちゃん』

【ソールフード】『大野市のおおのとんちゃん』

大野市(おおのし)は、福井県東部に位置するである。 福井県内の市町の中では最大の広さを持ち面積のおよそ5分の1を占める。市街地はかつての城下町の面影を強く残し、越前の小京都として知られる。 春分の日から大晦日の間に七間通で開かれ400年の歴史を持つ七間朝市は、大野の観光名物である。冬季は
24キロバイト (2,808 語) – 2021年10月20日 (水) 10:13
■人口約4万人の大野市民の間で愛されてやまない「おおのとんちゃん」

牛・豚のホルモンを味噌や醤油、ニンニク、唐辛子などで味付けしたもので、たっぷりの野菜と一緒に炒め、シメにご飯やうどんと合わせて食べるのが一般的。

また、市民にとって「おおのとんちゃん」は焼肉とは別物として認知され、日常的に食べているそう。

世間一般で「とんちゃん」と聞くと豚のホルモン焼きを連想するが、福井県大野市民にとっては豚だけでなく、牛のホルモンもミックスして焼くのがとんちゃんの常識。

大野市で生まれたとんちゃんの新しい形、これこそが「おおのとんちゃん」だ。

味噌や醤油がベースのタレにニンニク、唐辛子などをふんだんに入れた味付けで、網焼きでジュージュー焼いて食べるのはもちろん、たっぷりの野菜と一緒に炒めて食べるのもまた、一般的に愛されている食べ方。

古くから市民に愛されてきたソウルフード、おおのとんちゃん。

その歴史はさかのぼること昭和初期、大野市には当時日本有数の大規模な鉱山があり、たくさんの鉱夫が働いてた。

その鉱夫たちに安くて美味しいものを食べさせたいと、まかない料理でよく出されたホルモン焼きが、おおのとんちゃんのルーツ。

その後ダム建設などによる出稼ぎの労働者も増え、安くて美味しく手軽に食べられるホルモン焼きはたちまち口コミで広がり、おおのとんちゃんは全国でも知られるホルモン焼きになった。

市内でおおのとんちゃんを扱う店は多く、その店によって焼き方、味付けも様々。老舗も多く、地元住民によって色々な好みが分かれるのもソウルフードの醍醐味。

市内中心部にはおおのとんちゃんが食べられる店が特にまとまっているので、食べ歩きして好みの店を見つけてみるのもいいかも。

♦因みに、おおのとんちゃんの秘密はホルモンだけではなく、そのタレにもある。
大野市は古くから水に恵まれた土地で、名水百選にも選ばれた「御清水」や「本願清水」など湧水地が多く点在している。
水の温度にも特徴があり、夏は冷たく冬は温かいので、今でもそれらの湧き水は多くの家庭で生活用水として利用されているほどだ。
上質な醤油や味噌をつくるのに欠かせないのは上質な水。
そんな大野の湧き水でつくられた上質な醤油や味噌を使ったタレにしっかりと漬け込まれたホルモンこそが、おおのとんちゃんなのだ。

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