高校生の集団が「事件現場」で肝試し… 「(世田谷一家殺害)事件のことはよく知らなかった」

高校生の集団が「事件現場」で肝試し… 「(世田谷一家殺害)事件のことはよく知らなかった」

高校生の集団が「事件現場」で肝試し… 「(世田谷一家殺害)事件のことはよく知らなかった」

1 蚤の市 ★ :2023/11/23(木) 07:53:21.06

 2000年12月に東京都世田谷区の住宅で会社員宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件現場で今年10月6日夜、立ち入りが禁止されている住宅敷地内に10人近くの高校生の少年が侵入したことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁成城署は侵入した少年を特定。任意の調べに「肝試し感覚だった」という趣旨の供述をしているという。(鈴鹿雄大)
◆遺族は「驚くとともに悲しい気持ちになった」
 署は建造物侵入や軽犯罪法違反の疑いで、在宅のまま捜査している。容疑が固まり次第、書類送検する方針。
 現場は都立祖師谷公園に隣接。都によると、土地は都有地で建物は遺族が所有している。都は老朽化が進む建物の安全管理のため、住宅敷地を高さ約1.8メートルのオレンジ色のフェンスと約3メートルの白いフェンスで囲っている。警視庁も立ち入り禁止を示す看板を設置している。

 捜査関係者によると、フェンスは普段は施錠されており、少年らはフェンスを乗り越えて敷地内に侵入したとみられる。住宅内に入った形跡はないという。少年らを目撃した近隣住民からの通報で発覚した。
 事件当夜は金曜日で、少年らは一緒に遊んでいたという。任意の調べに「遊び感覚だった」「事件のことはよく知らなかった」などと供述している。動画の撮影などはしていなかったとされる。
 みきおさんの妻泰子さん=当時(41)=の実姉入江杏さん(66)は「驚くとともに悲しい気持ちになった。事件で亡くなった妹一家のことを語り続ける大切さを改めて感じた」と話した。
と話した。
◆未解決のまま23年 落書きに動画投稿も
 2000年の大みそかに一家4人の遺体が見つかってから間もなく23年になる。事件発生から長年が経過し、現場で心ない行為をする人も確認されている。
 今月下旬に現場を訪れると、事件のあった住宅の壁にはツタが絡まり、ひびが入っている箇所もあった。敷地内には落ち葉が積もり、菓子袋や野球ボールが残されていた。
 現場では20年11月、住宅敷地を囲う白いフェンスに男子高校生が落書きをする事件が発生。成城署は21年5月、器物損壊容疑で男子高校生を書類送検した。最近では「心霊」「廃虚」などの言葉とともに、撮影した動画を動画投稿サイトに投稿する人もいる。
 一家殺害事件では、宮沢みきおさんと妻泰子さん、長女にいなさん=当時(8)、長男礼ちゃん=同(6)が殺害された。(略)

東京新聞 2023年11月23日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/291678

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