【芸能】松下洸平と佐藤浩市、圧巻の直接対決が胸を打つ最終回「続編求む」の声も多数<潜入捜査官 松下洸平>

【芸能】松下洸平と佐藤浩市、圧巻の直接対決が胸を打つ最終回「続編求む」の声も多数<潜入捜査官 松下洸平>

【芸能】松下洸平と佐藤浩市、圧巻の直接対決が胸を打つ最終回「続編求む」の声も多数<潜入捜査官 松下洸平>

民放公式テレビ配信サービスTVer(ティーバー)」の初のオリジナルドラマ「潜入捜査官 松下洸平」。9月19日(火)には、ついに最終回となる第5話が配信された。役者という仕事へのリスペクトと愛に溢れた松下洸平と佐藤浩市の台詞に感動の声、そして圧巻のラストを迎えた本作への続編を希望する声が相次いでいる。

【写真】松下洸平と佐藤浩市による緊張感MAXの対峙シーン

■「潜入捜査官 松下洸平」とは

本作は、俳優やシンガーソングライターとして活躍中の松下洸平が、実は大物俳優の疑惑解明のため15年前から芸能界に潜入していた警視庁の捜査官だったという設定で繰り広げられるサスペンスコメディー

松下のみならず、潜入捜査のターゲットとなる佐藤浩市や、馬場ふみか古田新太も本人役で出演。芸能界を舞台に、リアルフィクションが絶妙に混ざり合うストーリーが展開される。

毎週火曜と金曜の正午に1話ずつ配信され、最終話までの全5話はすべて無料で視聴可能。また、本作品に制作協力をした民放5局の人気バラエティ番組の本編もTVerで配信される。バラエティ番組に松下洸平本人役としてゲスト出演しながら、同時に本ドラマの撮影を実施しており、ドラマを観た後、思わず見返したくなるバラエティ番組を期間限定で楽しむことができる。

■松下洸平、キレのあるアクションを披露!

ターゲット佐藤浩市に正体がバレ、世界的マフィア組織・カルバンテに命を狙われることになった潜入捜査官の松下洸平。マフィアたちは女優の馬場ふみかを人質に取り、松下を誘き出す。

そして、ついに迎えた「潜入捜査官 松下洸平」最終話。果たして、松下は馬場を救うことができるのか。また、15年追い続けてきた佐藤との直接対決の結末はいかに――。

マフィアの構成員である佐々木(和田聰宏)から連絡を受け、松下は指定された場所に急ぐ。その脳裏に浮かぶのは、馬場の顔。誰かを救うために刑事になったにもかかわらず、捜査に関係のない彼女を巻き込んでしまった罪悪感に松下は苛まされていた。

人気のない倉庫にたどり着いた松下。すると、そこには拘束された馬場の姿があった。助けようと彼女の元に駆けつけた途端、松下は組織の人間に後ろから頭を殴られ、気を失う。あまりにあっさり倒せてしまったことに、マフィアたちも思わず拍子抜け。だが、松下はそんな簡単にやられるタマではなかった。

その頃、松下に護衛をつけようしていた小堺(吉増裕士)に、国枝(飯田基祐)はこう答える。

「あいつを潜入捜査官に選んだ理由。顔だけじゃないってこと、忘れたわけじゃないだろ」

そう、彼は警察学校で優秀な成績を収めていた刑事なのだ。それを思い出した瞬間、松下は起き上がり、「現行犯で逮捕する」と次々マフィアたちを倒していく。これまでいくつかの番組で運動が苦手なことを垣間見せていた松下だが、本作では見事にキレのあるアクションを披露。「お前、何者だ」という問いかけに対する「何者だろうな」というセリフも決まる。

一方、松下から全ての事情を聞かされ、「一緒に映画撮ってた時間とか、あのお芝居とか。全部、全部、本気じゃなかったってことですか」と責める馬場。彼女にとっては、女優人生を左右する大事な作品だったのだ。それを、捜査のために利用したことへの怒りや失望が馬場にビンタされた頬から松下の心に伝わった。

フィクションと現実が重なる圧巻の直接対決

映画の撮影現場は松下の降板に揺れていた。しかし、松下は馬場と共に現場に現れる。その瞬間、佐藤が見せた表情が印象深い。

「中止の連絡がない限り、俺たちは何があっても現場に行く」と、役者のプライドにかけて変わらず現場に来ていた佐藤。組織の人間が松下を始末すると分かっていても、どこかで信じていたのかもしれない。松下は必ず現場に現れ、自分を捕まえると。驚きながらも安堵したようなその表情に、佐藤の本音が透けて見えるような気がした。

そして、松下と佐藤の一対一の撮影がスタートキャストスタッフたちが見守る中、松下は「俺は、ずっとあなたを追ってました」と台本にはないセリフを語り出す。

「追いついた気分はどうだ」という佐藤の語りかけに、「追いついていません。こうやって向き合っても全然追いつけた気にはなりません。それほどあなたはすごい人です」と返す松下。そのやりとりの、本当の意味を本人たちと私たち視聴者だけが知っている。

芸能人でありながら、松下は潜入捜査官、佐藤はマフィアの構成員と互いに別の顔を持っている二人。追う側と追われる側という関係だったが、いつしか彼らは共鳴し合っていたのかもしれない。それはきっと、演じる松下・佐藤本人たちも。

「裏も表もひっくるめてあんたあんたでしょうよ!」「終わらせてくれませんか、自分の手で。あなたが作った素晴らしい作品を、自分の手で否定しないために」(松下)

「ここの場所に立っている時しか心が休まらなかった。ここでしか自分を取り戻すことができなかったんだ」「俺が作ってきたものは俺にしかできなかったものだと信じてる。お前はお前にしか作れないものを作れ」(佐藤)

ひとりの人間でありながら、役の上で別の誰かを生きる。役者という仕事は、常に二足の草鞋を履いていると言っても過言ではない。時に自分が何者かもわからなくなるほど、役に入り込み、入り込めば入り込むほど、作品を観る者の心に波紋をもたらす。

そんなプライドや誇り、強い覚悟を持ち、40年以上この芸能界という荒波を乗り越えてきた佐藤。後輩である松下の彼に対する尊敬や憧れの念、そして、そんな松下に佐藤が日本映像界の未来を託す気持ちがセリフに滲み出る。

松下と抱擁を交わし、「後は頼んだ」と告げる佐藤。世代を超えた最高峰の役者同士だからこそ説得力のある、松下と佐藤の直接対決に心打たれた。

続編希望の声も相次ぐ

その後、佐藤は自ら警察に出頭。組織壊滅への全面協力を条件に、事件については一切公表しないという趣旨の司法取引に応じた。佐藤が芸能界を引退する一方、松下は継続して芸能活動を行っているようで、朝の情報番組「ラヴィット!」(TBS系)に出演。だが、それには理由があった。

なんと、同番組のMCである麒麟の川島明が国際ハッカー集団のドンという疑惑が浮上。松下は引き続き、上司から芸能界潜入を命じられたのである。

「俺にしか解決できない事件。俺にしか救えない人たち。俺にしかできない芝居。それらがある限り、俺は……」というナレーションバックに、川島を追跡するキリッとした松下の表情で幕を閉じた本作。もしかしたら、今も松下は潜入捜査中なのかもしれないと想像が膨らむラストとなった。

“松下洸平が、実は大物俳優の疑惑解明のため15年前から芸能界に潜入していた警視庁の捜査官だった”という設定を初めて聞いた当初は、どのような作品になるか想像もつかなかった人がほとんどだろう。蓋を開けてみると、本作は現実と絡めた本格的なサスペンスでありながら、バラエティ番組とのコラボや満載の小ネタでくすりと笑える唯一無二のエンターテインメントを提供してくれた。

また、この企画が成立したのは主演である松下の人気と実力があってこそ。15年という月日の中で磨き上げられた松下の多面的な魅力を、惜しみなく投入した本作の最終回SNSでは「こんなに見入ってしまうとは思いもしなかった」「脚本も演出もテンポも演技も言い出したらキリないぐらい最高な作品!」「今まで見たことのない本当にすごいものを見せてもらいました」「佐藤浩市さん、カッコよすぎ」「表現者へのエールとも取れる台詞も秀逸」と絶賛の声が相次いだ。

さらには「続編もあるよね!?」「潜入捜査官松下洸平、続編望む!」「期待以上の脚本演出に続編待ってます」「続編希望メイキング含めた円盤希望します」と第二弾への期待も高まっている。

■文=苫とり子

20230920-01158078-the_tv-000-1-view
「潜入捜査官 松下洸平」第5話より/(C)TVer

(出典 news.nicovideo.jp)

<このニュースへのネットの反応>

続きを読む

続きを見る

芸能カテゴリの最新記事