【芸能】高畑充希、バービー原爆騒動をスルーしなかったことに称賛の声「恐れずまっすぐ意見を表明している」
8月11日に日本で公開されるファッションドール・バービーを実写化した米映画『バービー』の日本語吹き替え版で、主人公バービーの声を務めた女優の高畑充希が2日、インスタグラムのストーリーズに同作を巡るSNSの騒動について言及した。同映画のジャパンプレミア直前の投稿だったことから多くのメディアに取り上げられたが、「きちんと向き合って真摯に考えを伝えてくれて、ものすごく素敵な人」と彼女の対応を評価する声がネット上で続出している。
世界中の女の子が憧れるバービーを題材にした実写ファンタジー『バービー』と、“原爆の父”として知られる物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた伝記映画『オッペンハイマー（原題Oppenheimer）』は、アメリカで7月21日に同時公開されると瞬く間に大人気となった。7月31日に発表された全米映画ランキング（Box Office Essentials調べ）では、1位が『バービー』、2位が『オッペンハイマー』とその勢いは止まりそうもない。そんな中、日本で沸き起こった原爆コラージュ騒動。原爆投下を連想される画像とバービーの画像によるコラージュやファンアートがSNS上に多数アップされ、それに『バービー』の米公式SNSアカウントが好意的な返信をしたことから、日本では批判や抗議の声が相次いだのだ（現在、コメントは削除）。
この騒動に、高畑充希はインスタグラムのストーリーズで「今回のニュースを耳にした時、怒り、というよりは正直、不甲斐なさが先に押し寄せてきました」と率直な思いを長文で投稿した。
「今回の件は本当に残念です。他人事ではなく考えてもらえるにはどうしたら良いんだろう、と。」
「声を上げ続けるしかないのかな、と。モヤモヤする中で今日という日を迎えていました。」
「なので正直、今日登壇を辞退することも考えたのですが、来日してくれたお2人の想い、そして私自身、このBarbieという作品自体の素晴らしさはぜひ知っていただきたいな、という気持ちを消せませんでした。」
そのように複雑な思いを抱えながらも、『バービー』ジャパンプレミアでグレタ・ガーウィグ監督、プロデューサーのデイビッド・ヘイマン氏と共に壇上に立つ決心をした経緯を、高畑は自分の言葉で正直に綴っている。
ネット上では、「正直、高畑充希はこの件をスルーするだろうな…というか、そうするしかないだろうなと思ってた。彼女の立場でこのコメントを出すの、素直にすごい」と驚きの声が多くあがり、同時に「日本の俳優さんが、恐れずまっすぐ意見を表明していること、とても良いことと思う」「スルーすることもできただろうに、きちんと向き合って真摯に考えを伝えてくれて、ものすごく素敵な人だな」「正直な文章から人柄が伝わるね」などと彼女への評価はうなぎのぼりである。しかし、今回の騒動に対する高畑の対応と映画『バービー』を観に行くかどうかは別だとする意見も多く、日本での興行収入に大きな影響を与えかねない事態となっている。
（TechinsightJapan編集部 みやび）
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