【芸能】武藤敬司、ベストファーザー賞に喜び「父親としての威厳も戻ります」 自己採点は「100点」
元プロレスラーの武藤敬司(60)が第42回『ベスト・ファーザー「イエローリボン賞」』スポーツ部門に選出され、6日に都内で行われた授賞式に出席した。
「いやぁ~」となじみのポーズで登場した武藤は「俺でいいのかと思っちゃったりもします」と戸惑いを隠せない様子。「今年の2月、39年間やっていたプロレスを引退しました。現役時代は、ほとんど家にいない、家庭も顧みることができなかった。引退してからはずっと家にいる。家族からは煙たがられている俺が、いただいていいのかなと思っているのですが、いただけるものはいただきます」と、トロフィーを手に誇らしげな表情を見せた。
そして、ベストファーザー賞受賞には「39年間頑張って、プロレスは賞という賞は全部取った。プロレスのどんな賞より好感度アップですよ」「これで、父親としての威厳も戻ります」と胸をなでおろしていた。
続けて、約20年前の家族写真を紹介した武藤は「実は息子俺より身長体重でかいんだよ。柔道やらせたり、アメフトやらせたり、プロレスの方にナビゲートしたんだけど、普通のサラリーマンになっちゃった」としょんぼり。「娘は、背中見ていたみたいで、人前でやるエンターテインメントに興味が出て、シンガーソングライターやってます。霧愛(むあ)という名前です。皆さんうちの娘をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。
授賞式後の囲み取材では「この特権をどう使って家族の中でやっていこうかな」とたくらんでいた武藤。父としての点数を問われると、「俺から見たら100点だよ。うちの家庭、いい家庭だよ?自慢の子どもたちだし、100点ですよ」と自身に満ちあふれた笑顔で訴えた。
武藤は「植木職人の父親の職人芸を見て育ち、1984年にプロレスラーという『職人』としてデビューし、『作品』というべき試合を39年にわたってこなし、その真剣な生き方をもってふたりの子どもを育てた心身ともに力強い父親です」との選考理由で受賞。理想の父親像を問われると、「もう育ってるので、“くそじじい”になってやろうと思います」とほほ笑んだ。
同賞は6月第3日曜日の「父の日」を記念し、父親への感謝を“黄色いリボン”で表す行事として1982年から開催。今年は、政治部門につくば市長の五十嵐立青氏、経済部門に三菱鉛筆株式会社・代表取締役社長の数原滋彦氏、学術・文化部門に落語家の桂宮治、芸能部門に俳優の高橋克典、スポーツ部門に武藤が選ばれた。
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