道民なら見たことあるかも!? 北海道に「春を告げる花」といえば?
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青い花の名前は“エゾエンゴサク”。
北海道から東北地方の日本海側、森林内の湿地などで見られます。
群落を作って広い範囲で咲き、一面が青色に染まるのも美しいです。
開花時期は4~5月で、北海道では春にあたります。
北海道ではさまざまな場所でエゾエンゴサクが見られます。
道央地方の様似町では、「観音山」でエゾエンゴサクが咲き誇っています。
開花時期は4月下旬~5月中旬。観音山の展望台の真下には漁港が広がり、海に浮かぶさまざまな形をした岩も見られて、山と海の美しさをどちらも感じられる場所です。
🤔エゾエンゴサクは食べられる!?
エゾエンゴサクは茎や葉、さらに花も山菜として食べられます。
春の山菜は苦いものが多いですが、エゾエンゴサクはアクやクセがなく、あっさりとした味で食べやすいのだとか。軽く茹でればおひたしの完成です。
またアイヌ文化でも、エゾエンゴサクが食べられていました。エゾエンゴサクの地下塊茎をアイヌ語で“トマ”と呼び、焼いたり煮たりしてからつぶして、お餅のようにして食べていたのだそうです。
また茹でて干したものを貯蔵して、食べるときにお湯で戻し、アザラシの油などを使って調理したという話もあります。