2022年自動車サブスクで人気の新車 3位「ハスラー」、2位「ミライース」、1位は?
個人向けカーリースサービスを提供するナイル(東京都品川区)は、2022年に新車、中古車カーリースで契約した車種を年間のランキングとして集計した。新車リース車種1位はホンダの「N-BOX」だった。2位は「ミライース」(ダイハツ)、3位は「ハスラー」(スズキ)となった。
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1位のホンダ「N-BOX」は、今年も相変わらず人気の高さがうかがえる結果となった。軽自動車のスーパーハイトワゴン人気が続いているが、「スペーシア(スズキ)」「タント(ダイハツ)」「ルークス(日産)」といったライバルに差をつけた。20年末にマイナーチェンジし、21年末にも一部改良を行うなど、現行型の発売から5年以上たっても高い商品力を維持している点が評価されている理由のようだ。
2位のダイハツ「ミライース」は、同社のカーリースサービスで最も安い月額料金から利用できるにも関わらず、安さを感じさせないシャープなデザインの内外装であることから人気を集めた。燃費の良さも定評があり、先進運転支援も多くのグレードで標準装備していて安心感につながっているようだ。
3位のスズキ「ハスラー」は、軽自動車のクロスオーバーSUVの先駆として、前モデルから人気があった。19年にデビューした2代目の現行型も、そのコンセプトを引き継ぐデザイン性の良さ、走破性の高さなどで市場から高い支持を得ている。
4位以降は「スペーシア」(スズキ)、「タント」「タフト」(ともにダイハツ)、「ワゴンR」(スズキ)、「ライズ」(トヨタ)、「ムーブ」(ダイハツ)、「ルークス」(日産)だった。トップ10中、4車種がダイハツ、スズキが3車種となり、2社の強さが目立った。
中古車リース車種ランキング1位はダイハツの「ミライ―ス」だった。他の車種と比べ、価格が圧倒的に安いことが要因とみられる。
2位と3位は「N-BOX」(ホンダ)、「ムーブ」(ダイハツ)だった。ナイルはそれぞれの車種について「流通量が多く、手に入りやすいという点も、人気の理由と考えられる」「全高の高い軽スーパーハイトワゴンが主流となっているが、軽トールワゴンでも安定したニーズがある」としている。
4位以降は「アルト」(スズキ)、「タント」(ダイハツ)、「ハスラー」(スズキ)、「デイズ」(日産)、「スペーシア」「ワゴンR」(ともにスズキ)、「ek」(三菱)の順だった。スズキが4車種、ダイハツが3車種ランクインし、こちらのランキングでも2社の強さが際立った。