知ってた?日本酒に「正宗」とつく名前が多い理由

知ってた?日本酒に「正宗」とつく名前が多い理由

知ってた?日本酒に「正宗」とつく名前が多い理由

日本酒に「正宗」とつく名前が多いワケ、知っていますか?
…———- 食の多様化、欧米化に連動するかのように、この50年で日本人の食生活は大きく変化しました。それに伴い、アルコール飲料の消費量は減…
(出典:現代ビジネス)

   🍶正宗の由来 
さまざまな酒銘のある中で「○○正宗」が目につきます。ネットで調べると8つの県を除く全国に147銘柄もあります。 
「正宗」の元祖は1625(寛永2)年に灘で酒造りを始め、1717(享保2)年に創業した蔵元です。
その6代目当主の山邑太左衛門が1840(天保11)年に宮水(106ページ)を発見し、同じ頃に「正宗」を酒銘としました。 
当時、灘では歌舞伎ゆかりの名を酒銘にすることが多く、太左衛門の蔵でも歌舞伎の名跡、坂東彦三郎の俳名から採った「薪水」を酒銘としていました。
名跡とは歌舞伎役者が舞台上で使う芸名で、代々受け継がれる名前です。そして名跡とは別に名乗るのが俳名で、必ずしも継承されません。 
かねてから太左衛門は、愛酒家により訴える酒銘を思案していました。
あるとき、京都の寺を訪れた折に「臨済正宗」の経典を見てひらめいたというのが有力な説です。 
太左衛門は清酒(セイシュ)に語感が似ていることから、経文通り正宗(セイシュウ)のつもりでしたが、江戸っ子はみな「マサムネ」と呼び習わしました。
そして灘の酒が「下り酒」として江戸で人気が上がったこともあって、「正宗」の名にあやかる蔵元が続出しました。 ところが1884(明治17)年に商標条例が発令されると、「正宗」という酒銘は懇願者多数で受理されず、普通名詞扱いとなってしまいました。
このため「正宗」の頭に○○を冠したものが商標になったのです。 
さらに連載記事<「日本酒」はやっぱり凄かった…! 世界でもその技が「抜きんでている」といえる「納得のワケ」>では、日本酒造りにおける高度な技術について解説します。

とつく名前が多いワケ、知っていますか?

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